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韓米首脳、北朝鮮核で「重大局面、平和的解決」を再確認

韓米首脳、北朝鮮核で「重大局面、平和的解決」を再確認

Posted June. 11, 2005 06:34,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は10日昼(韓国時間11日未明)、米ワシントンのホワイトハウスでブッシュ大統領と首脳会談を開き、北朝鮮の核保有を容認しないことや、北朝鮮核問題を平和的・外交的に解決するという原則を再確認した。

両首脳は、「北朝鮮核問題が時期的に非常に重要な局面に入っただけに、関連当事国が6者協議の再開に向けた外交的努力を傾ける」ことで意見をともにし、北朝鮮の6者協議への復帰を強く求めた。

韓国政府当局者は、「6者協議が依然として有效だという信号を送ったにもかかわらず、北朝鮮が前向きな態度を見せない場合、対北圧迫政策まで念頭に置いている米政府の方針に、韓国政府もこれ以上反対することは困難だということで、両国の間に暗黙の共感ができている」と伝えた。

両首脳は、2003年5月以降の3回の首脳会談でも、平和的・外交的解決の原則を強調したが、今回は、北朝鮮に事実上6者協議復帰の最後の機会になり得るというメッセージを送ったという点で意味が異なると、同当局者は説明した。

また盧大統領は、21〜24日の南北閣僚級会談の再開など、南北関係の進行状況をブッシュ大統領に伝え、「南北対話が北朝鮮の6者協議復帰と北朝鮮核問題の解決を促すことに有用な窓口になり得る」と説明したという。

ブッシュ大統領は、北朝鮮住民の人権改善問題についても関心を示し、これに対して盧大統領は、韓国政府の基本方針を説明したと政府関係者は伝えた。

両首脳はまた、韓米同盟は最近数年間、質的な変化を経験してきたが、大きな枠組みの中で、健全かつ強固な同盟関係に発展しているという点も表明した。両首脳は、首脳会談につづき実務昼食会で、最近葛藤のある韓日関係を含む東北アジア情勢についても意見を交わした。

今回の会談に先立って、両国は実務協議の過程で、△北朝鮮が6者協議に復帰せず、状況がさらに悪化した場合、△状況が継続して流動的な場合、△北朝鮮が6者協議に復帰して、事態が好転した場合を想定して、今後の対応案についても話し合ったとされる。しかし、首脳会談でもこれらを論議したかどうかは確認されなかった。

一方、政府当局者は、「盧大統領が今回の会談で、外交的努力が消尽した場合、準軍事的対応に至るいかなる措置であれ支持するだろう」という米ワシントンポスト紙の報道に対して、「そのような議題や内容を持ってきたのではない」と否定した。



金正勳 jnghn@donga.com