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「概念計画5029」を作戦計画に格上げせずに補完・発展

「概念計画5029」を作戦計画に格上げせずに補完・発展

Posted June. 06, 2005 06:29,   

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韓国と米国は4日、北朝鮮の政権崩壊や大量脱北事態など、韓半島有事の際の対応シナリオである「概念計画5029」を正式作戦計画に格上せず、補完・発展させていくことで合意した。

同日、シンガポールで開かれた第4回アジア安保会議に出席した尹光雄(ユン・クァンウン)国防部長官とラムズフェルド米国防長官が2国間国防長官会談を別途に開いてこのように合意したと、申鉉惇(シン・ヒョンドン)国防部広報管理官が5日、伝えた。

米国は昨年末から、概念計画5029を発展させて正式に作戦計画として樹立する作業を推進してきたが、韓国政府が「主権侵害の要素がある」と強く反発したため、作戦計画化作業は中止された状態だ。韓国は4月、米国側に対して、概念計画を維持した状態での補完・発展を提案した。

今回の合意によって、両国政府は早ければ今月中旬から韓米軍事委員会(MC)を稼動し、多様なタイプの韓半島偶発状況に備えた共同対応案を概念計画5029に盛り込む論議に取り掛かる方針だ。

申広報管理官は、「国防部の検討を経て、政府レベルでMCに関連指針を与えれば、合同参謀と在韓米軍側がこれを補完・発展させる手順を踏むことになる」と説明した。

新しく修正される概念計画には、北朝鮮の内部騒じょう事態、政権崩壊、大規模な脱北事態など、韓半島に偶発的状況が発生した場合、韓米の対応案が盛り込まれるという。

しかし韓米両国は、作戦部隊編成などの軍事力運用計画は、概念計画に含まないことにしたという。

ラムズフェルド長官は会談後の合同記者会見で、「会談は非常に有益だった。韓米同盟関係を持続的に発展させて、韓米同盟を強固にする案について話し合った」と話した。

また尹長官は、「昨年、在韓米軍の再配置と龍山(ヨンサン)基地移転問題などを賢明に解決するなど、韓米軍事関係は高いレベルに発展した」とし、「残った問題も容易に解決されるだろう」と強調した。



尹鍾求 jkmas@donga.com