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10年ぶりにロイヤルの來韓公演

Posted June. 01, 2005 06:44,   

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世界トップの舞踊団、英国のロイヤル・バレエ団が10年ぶりに来韓する。29日から7月3日まで、世宗(セジョン)文化会館大劇場で行なわれる今回の韓国公演は、東亜(トンア)日報創刊85周年を記念して設けられた舞台。

英国ロイヤル・バレエ団はロシアのボリショイ・バレエ団、フランスのパリ・オペラ・バレエ団とともに世界3大バレエ団の一つに数えられる。ロイヤル・バレエ団の来韓公演は、1978年(「白鳥の湖」)と1995年(「ジゼル」)についで3回目。10ぶりに行なわれる今回の公演で、ロイヤル・バレエ団は主なレパートリーである「シンデレラ」と「マノン」を公演する。

●トップスター・バレリーナたちの饗宴

世界トップレベルのロイヤル・バレエ団のスターダンサーたちが、今回の来韓公演で舞台に立つ。最も注目すべきバレリーナは、「白鳥の湖」「ジゼル」「眠れる森の美女」などで主役を引き受けて来たプリマ・バレリーナのダーシー・バッセル。今回の公演でバッセルは「シンデレラ」と「マノン」の両方で主役を演じる。アリーナ・コジョカルは「シンデレラ」で、タマラ・ロホは「マノン」でバッセルと交代で主役を演じる。

バッセルとコジョカル、ロホは、トップダンサーたちだけが参加するガーラ(GALA)公演である「ワールド・バレエ・フェスティバル」に招待されたことのある、世界的なスター・バレリーナ。

「シンデレラ」と「マノン」の振付けをそれぞれ担当したフレデリック・アシュトンとケネス・マクミランは、この作品を通じて、「バレエの新しいスタイルを創出した」との評価を受けた振付家だ。ロイヤル・バレエ団の主要レパートリーはこの二人の手から誕生したと言っても過言ではない。

●滑稽で愉快な「シンデレラ」

よく知られた「シンデレラ」のストーリーをコミックでユーモラスに作り上げたバレエ作品。誰もが面白く見られるだけに、易しく明るく作られ、大衆から最も愛されてきたレパートリーだ。同公演の特徴は、継母と継姉の役をバレリーナでなく、男性ダンサー(バレリーノ)たちが演じるという点。女装をしたバレリーノの演技が面白い。

●見逃せないパ・ド・ドゥの名シーン、「マノン」

ジュール・マスネが作曲したオペラ「マノン」の音楽を土台にした悲しい愛の物語だ。同作品のハイライトは、マノンと恋人のデ・グリューのパ・ド・ドゥ。すべてのバレエ・ガーラ公演で、「マノン」のパ・ド・ドゥはなくてはならない固定レパートリーだ。

チャン・ソンヒ世宗大舞踊科教授は、「既存クラシック・バレエのパ・ド・ドゥの節制された動きと違って、『マノン』ではバレリーナが危なげによろめきながら官能的に身体を乱す。バレエ・ファンなら決して逃せない名シーン」と説明した。

「シンデレラ」は29〜30日と7月1日午後7時半、「マノン」は7月2日午後7時半と7月3日午後3時にそれぞれ公演される。4万〜20万ウォン。公演を両方とも観覧する場合、20%割引き。02−399−1114〜7。



康秀珍 sjkang@donga.com