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「大統領は腰がよくない」首相の発言に大統領府が不快感

「大統領は腰がよくない」首相の発言に大統領府が不快感

Posted May. 24, 2005 06:09,   

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大統領府は李海瓚(イ・ヘチャン)首相の「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の腰の調子がよくない」と発言したことに対して23日、事態の収拾に積極的に乗り出した。

金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官は、同日午後の定例ブリーフィングで「盧大統領は昨年下半期にも海外歴訪のきついスケジュールを難なくこなしているほか、2〜3時間の会議も日に2回以上出席している」と、「腰の不調説」を強く否定した。

金報道官はまた、「大統領が気軽に歓談しており、冗談交じりで大げさに話したことを首相が鵜呑みにしてしまったようだ」と説明し、李首相の発言について大統領府が経緯を把握していることを示唆した。

同報道官は「李首相が国家安全に関わる大統領の健康問題を軽率に言及したことについて、何らかの措置を取るべきではないか」という質問が相次ぐと、「これくらいにしておこう。また同じようなことは二度とないだろう」と避けた。

しかし大統領府内では、李首相が事実ともないことを、仮に事実であっても機密扱いされるべき大統領の健康に関することを口に出したことについて、不満に思っている様子だ。また、首相室に李首相の発言が不適切だったと指摘し、事実上の遺憾の意を表したものと見られる。

大統領の主治医である宋仁誠(ソン・インソン)ソウル大学医学部教授も、「大統領の健康は非常に良好で、腰椎ヘルニアは再手術を受けなくてもいいほど、ほぼ完治している。大統領が手術後まじめにリハビリを重ねたため、最近は痛みはもちろん、手術部位の状態もとてもよくなり、リハビリもやめたぐらいだ」と話している。

李首相は20日、ソウル鍾路区三清洞(チョンノク・サムチョンドン)の首相官邸で首相室担当記者らと夕食を共にし、「盧大統領は腰の調子がよくなく、1時間以上は座っていられない。1回ゴルフをしたら、腰の痛みが2週間は続くようだ。ヘルニアの手術がきれいにいかなかったようだ」と話した。

盧大統領は就任前の2003年1月30日に、以前から患っていた腰椎ヘルニアの手術を受け、手術後はリハビリを続けていた。



金正勳 jnghn@donga.com