Go to contents

IT分野権威の米大学、韓国に「ETC」設立へ

IT分野権威の米大学、韓国に「ETC」設立へ

Posted May. 24, 2005 03:10,   

한국어

コンピューター工学と情報技術(IT)分野で世界最高の競争力を誇る米カーネギメロン大学が、韓国にエンターテイメント技術センター(ETC)を設ける。「ETC」は、ゲームや映画のように芸術・技術が結びついた分野を取りあつかう研究機関で、カーネギメロン大学の本校がある米ピッツバーグに続き、韓国と豪州にセンター設立が進められている。

同校のマリネリー教授(米ETC所長、写真)は23日、東亜(トンア)日報の記者に会い「ETCコリアを今年後半期に設立させ、早ければ来年9月の学期から韓国で学生を募集する予定」と明らかにした。同教授は、ETCコリア関連の業務を進めるため、21日に韓国を訪問した。

ETCコリアは、研究所と大学院を結びつけた形で運営され、ゲームと映画に応用されるデジタル映像の特殊効果、アニメーション、仮想現実、音響工学に関する技術を研究し、コンテンツを制作することになる。そこで2年(4学期)の課程を終了すれば、エンターテイメント工学修士号が取得できる。米現地の教授陣が訪韓して講義も行い、中長期的には韓国企業や政府機関との共同研究も繰り広げる予定だ。

マリネリー教授は韓国を選んだ理由について、「ゲーム・映画などデジタル・コンテンツの分野で世界的にも最も優れた若者がいる所だからだ」と説明した。カーネギメロン大学は1900年に米鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが設立した。

ライコスとジャバ技術が同校で誕生するなど検索エンジン、言語工学、人工知能の分野で世界最高のレベルを誇る。1914年に世界初めて「ドラマ」学位の課程を設けるなど芸術分野の伝統も深い。2つの長所が調和したものがETC。98年に、芸術大とコンピュータ工学部が共に参加し、設立した。

マリネリー教授は「ゲーム業界のマイクロソフト(MS)」と呼ばれている米ゲーム業者EAがETC卒業生の40%を毎年採用したいとの意思を公表するなど、競争力が認められている」と語った。



smhong@donga.com