北朝鮮の貨客船・万景峰(マンキョンボン)92号が18日午前9時半ごろ、新潟市の新潟西港に接岸した。
北朝鮮と日本をつなぐ唯一の不定期便である万景峰号は同日、乗客24人と雑貨50トンを積んできた。日本政府が油濁損害賠償に備えるとの名分のもと、合計トン数100トン以上の船舶に適正な船主責任保険(PI保険)への加入を義務付けて以降、万景峰号は入港できずにいた。
万景峰号は最近、保険加入の手続きを終えることによって再入港できるようになり、今後6月までにさらに5回を入港するものとされている。日本の回生油濁損害賠償保障法施行は、これまで北朝鮮船舶の大半が、責任保険に加入していない状態で入港していたとの点から、事実上、北朝鮮への制裁措置として受けとめられていた。
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