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進化する銀行…「金融デパート」に変身し財テクを販売

進化する銀行…「金融デパート」に変身し財テクを販売

Posted May. 16, 2005 23:44,   

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ソウル江南区駅三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)GSタワー(旧LG江南タワー)6階には「シャンゼリゼ」という銀行の窓口がある。

銀行の窓口とはいっても、パステルトーンで可愛らしく飾られた部屋だ。大型プロジェクション・テレビ、高級オーディオやゆったりしたソファーが置かれている。接見職員の案内で部屋に入ると、相談役の職員が客を迎える。一般の支店のように当該窓口を探し回る必要がない。税務に関するアドバイスが必要な場合は税理士が、特定企業の株式展望が知りたいと言えば証券アナリストが相談に乗ってくれる。不動産コンサルタントも待機している。

シャンゼリゼは、「ウリィ・プライベート・バンキング(PB)江南センター」にある5つの相談部屋の一つ。江南センターは、ウリィ銀行とウリィ投資証券が共同で建てた複合金融センターで、16日に営業に入った。

▲銀行のデザインが変わる〓新韓(シンハン)金融持株が先月オープンした江東(カンドン)駅支店の姿は一般店舗とは画然と違う。この店舗のデザインコンセプトは「ギャラリー(画廊)」。壁面のあちらこちらには絵がかかっている。

窓口の配置も画一的な一字型から45度の角度に変えた。銀行員は接客に集中することができ、客はプライバシーを守ることができるのがメリット。

ウリィPB江南センターのデザインも独特だ。客の職種別に相談する部屋を細分化して、△法人顧客は「シルクロード」、△最高経営者(CEO)は「テヘランバレー」、△医師・弁護士・弁理士・教授など専門職は「ウォールストリート」、△海外で活動中の有名スターと外交官は「ブロードウェー」、△女性と芸能人は「シャンゼリゼ」で、それぞれ金融サービスを提供する。それぞれの名前と客の特性に合わせてインテリアも差別化した。

▲「金融スーパー」から「金融デパート」へ〓銀行の一線店鋪は、預金と貸し出し商品を取り扱う「小店」の水準から積立式ファンドなど投資商品とバンカシュランス(保険連携商品)まで取り扱う「スーパーマーケット」へ進化した。さらには競争会社の商品まで販売する場合もある。最近は様々な金融子会社を傘下に入れた持株会社まで登場し、デパートの形態に変わりつつある。

新韓金融持株はグッドモーニング新韓証券職員が常駐する銀行店舗を今年末までに20に増やし、08年までに100ヵ所に拡大する計画だ。



cha@donga.com sublime@donga.com