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[社説]南北会談、北の6者協議復帰につながらなければならない

[社説]南北会談、北の6者協議復帰につながらなければならない

Posted May. 15, 2005 22:53,   

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南北次官級会談が今日から2日間、開城(ケソン)で開かれる。10ヵ月ぶりに開かれる当局者会談であるうえ、北朝鮮核問題をめぐり緊張が高まっているため、いつになく期待が大きい。

北朝鮮側は、肥料支援を含む南北関係正常化問題を主に話し合うという立場だが、北朝鮮核問題を取り上げざるを得ない状況だ。膝を突き合わせて解決の糸口を見出すことに寄与することを望む。

北朝鮮に肥料だけを渡して終わる会談になっては困る。営農シーズンを迎えた北朝鮮は肥料を切実に望んでおり、韓国側も北朝鮮が要請すれば与えると言ったというが、肥料よりも急がれるのは核問題である。同問題が解決されてこそ、対北経済支援を含む南北関係が正常軌道に乗ることができる。

韓国側から、北朝鮮の6者協議復帰を促さなければならない。米朝間では感情対決で正常な意思疎通ができていないため、相対的に自由に言える当事国は韓国だけである。北朝鮮側の顔色をうかがってはならない。これまで「北朝鮮庇護」という批判を耳にしてまでも北朝鮮の立場を理解しようと努力してきたのは、このような機会に言うべきことを言うためではなかったのか。

北朝鮮も、今回の会談を通じて韓米関係を揺るがす考えは捨てなければならない。北朝鮮は、米国との対決局面にある時は、常に「民族協力」を掲げて、韓国側に対話を提案してきた。「民族どうし対話を通じて問題を解決できるが、いつも米国のために問題だ」という認識を植えつけることで、内では韓米関係を引き離し、外では対話イメージを誇示しようとしたのだ。

しかし、もはやこのような浅薄な戦術は通用しない。北朝鮮問題がこのまま進めば、北朝鮮は6者協議と対北制裁のうちどちらか1つを選択するしかない。心より「民族協力」を望むなら、南北会談が開かれた時に、6者協議に復帰する名分を見出すことが賢策である。

そうしてこそ、南北関係も正常化される。南北がともにすべきことは多い。閣僚級会談が開かれさえすれば、食糧支援を含む対北経済支援方案を本格的に論議することができる。6・15南北首脳会談5周年を控え、金正日(キム・ジョンイル)総書記の決断を求める。