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「刑訴法改正案は奇妙な法」金法務長官が批判

「刑訴法改正案は奇妙な法」金法務長官が批判

Posted May. 09, 2005 23:35,   

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金昇圭(キム・スンギュ)法務部長官は9日、「司法制度改革推進委員会(司改推委)の刑事訴訟法改正案草案は、被告人の人権保護と社会秩序の維持の間で均衡が取れていない。犯人への処罰をほとんどできなくする奇妙な法だ」と厳しく批判した。

金長官が韓勝憲(ハン・スンホン)司改推委共同委員長と会って、「葛藤解消」に合意した後、1週間目にして司改推委案を正面から批判した点で、検察と司改推委の葛藤がさらに深まるものと見られる。

金長官は同日午前、MBCラジオ番組の「孫石熙(ソン・ソクヒ)の視線集中」に出演し、「有罪答弁取引(plea bargaining)、虚位供述罪、司法妨害罪などの補完装置なしに司改推委案を確定すれば、韓国のように裁判所でよく嘘をつく国は社会秩序と治安が崩壊するだろう」と批判した。

金長官は一線の検事たちが司改推委案に集団で反発したことに対して大統領府が、「法と原則に従って対応する」と明らかにしたことと関連し、「一線の検事が国の施策に反対したり既得権を守ろうとしていることではなく、『こうやって社会秩序が維持されるだろうか』という心から意見を示したものだ」と擁護した。

一方、司改推委は同日次官級実務委員会を開き、刑事訴訟法改正案をはじめ、ロースクール導入方策、国民の司法参加のための陪審・参審制の導入方策、裁定申請全面拡大方策などについて審議した。

司改推委は被告人が法廷で調書内容を否認する場合、調書の証拠能力が否定されることに対する補完策として、証人が正当な理由なしに法廷に出席しない場合、7日以内に警察署の拘置所などに監置するようにする規定を新設し、また、捜査過程で行った供述と違う供述をした場合、偽証罪で処罰できるようにする補完策をまとめた。



jin0619@donga.com