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「高麗大学3兄弟」の成功時代

Posted May. 09, 2005 23:35,   

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1981年1月、ソウル城北区安岩洞(ソンブクグ・アンアムドン)のあるみすぼらしい食堂。ここで高麗(コリョ)大学野球部の新入生歓迎会が開かれた。

高校卒業を控えた丸坊主の少年は、天のような先輩が見ている前で、どぶろくをいっぱい注いだ冷麺皿を飲み干した。後で大酒のみで有名になった彼もその日は、お酒を飲んだらすぐトイレへ駆けつけなければならなかった。

それから24年後。当時現場にいたその新入生をはじめ大学先輩と後輩3人がプロ野球3強体制を構築した監督に成長して、友情のこもった対決を繰り広げている。

9日現在、1位をキープしている斗山(トゥサン)金ギョンムン(47)、2位三星(サムスン)の宣銅烈(ソン・ドンヨル、42)、3位ロッテのヤン・サンムン(44)監督。

金監督は高麗大学78年入学の長兄で、ヤン監督は79年、一番下の宣監督は81年入学だ。高麗大学で同じ釜の飯を食った彼らが華やかな選手生活を経て指導者に変身し成功時代を開いているわけだ。

ヤン監督は、「一緒に埃の中を転んでいたのが昨日のことのように思えるのに、いつの間にか監督としてそれなりに自分の領域を確保したようで誇らしい」と話した。ヤン監督はまた、「金監督とは小学生時代から呼吸を合わせて大いに助けられた。宣監督は大学の時、叱られるようなことを一度もやったことがないほど真面目だった」と振り返った。

宣監督は、「初めて大学に入って金監督とルームメートだったが、金監督のことが怖かった記憶がある。ヤン監督とは同じ投手として仲良くしていた」と話した。

私的な席では呼兄呼弟する間柄だが、勝負の世界は冷たい。ダッグアウトを見合わせながら熾烈な自尊心対決を展開している。

金監督は表向きでは柔らかいが確実に選手を掌握するカリスマ性が目立つ。兄貴スタイルのヤン監督は原則を守る合理的な運営が長所。スター軍団の指揮をとる宣監督は、指導者経歴が1年と短いが、選手時代の豊富な経験と徹底した実力中心の用兵術が高い評価を受けている。

高麗大学71年入学の許亀淵(ホ・グヨン)MBC解説委員は、「みんな監督の経歴は短いが、それなりの所信と哲学がある。ミスを早く直し選手とフロントを一つにする共通点がある」と評価した。

この3人の監督は今週相次いで正面対決を繰り広げる。9連勝でトップを守って斗山が三星、ロッテと6連戦を持つ。長い縁で結ばれている彼らの頭脳ゲームが興味深い。



kjs0123@donga.com