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潘基文長官「6カ国協議の展望は明るくない、北核解決過程が重大局面」

潘基文長官「6カ国協議の展望は明るくない、北核解決過程が重大局面」

Posted May. 04, 2005 23:12,   

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潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官は4日、北朝鮮核問題と関連して、「6カ国協議の展望が明るくない」と述べた。

潘長官は同日、ソウル世宗路(セジョンノ)の外交部庁舍で内外信に対して定例会見を開き、「現状況は、北朝鮮核問題の平和的かつ外交的解決過程における重大局面だ」としながら、このように述べた。さらに、「政府としては、すべての可能性を念頭に置いた対策を講じている」と強調した。

このような発言は、最近米国が北朝鮮核問題の国連安保理付託を主張するなど、対北強硬論が高まる中、北朝鮮が東海(トンヘ=日本海)上にミサイルの試験発射をした直後に出たことからも注目される。

政府高官が6カ国協議について公けに悲観的な展望を示したのは、今回が初めてだ。

潘長官は、6カ国協議の展望を悲観的に見る理由について、「中国、米国などの関連国との協議の結果に基づいており、北朝鮮の核実験の可能性の報道など、有利でない状況が展開されているため、総体的に述べた言葉だ」と話した。

潘長官はまた、「北朝鮮の追求するところが何であるかについて、国際社会の憂慮が増大しつつある」としながら、「北朝鮮は、会談が開催されない状況が無条件に持続されないことを自覚しなければならず、妥当性のない主張に固執せず、国際社会の要求に呼応することを求める」と述べた。

潘長官は6、7日の2日間、日本の京都で開かれるアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)の外相会議で韓日、韓中、韓中日の外相会談を続けて開き、北朝鮮の核問題を話し合う予定だ。



jkmas@donga.com