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米国、言葉で言ってうまくいかないと?

Posted May. 02, 2005 22:56,   

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ここ数日間続いている米ホワイトハウスの「金正日(キム・ジョンイル)叩き」を、尋常でないと見ている方が多い。

CNNとNBCテレビの1日の日曜日対談番組に出演したアンドリュー・カード・ホワイトハウス秘書室長は、金正日北朝鮮総書記に対して「あまり建設的な指導者ではない」と述べ、「約束遵守という側面からは信頼できない人」と批判した。

また、「金総書記は北朝鮮の住民たちにとって良い指導者でもなく、世界を楽にさせる人でもない」、「非常に残忍だ」という話までした。

これに先だち、ブッシュ大統領は先月28日、ホワイトハウス記者会見で、金総書記を呼称もなく「暴君」「危ない人」などとし、強い嫌悪感を露骨に現わした。

ブッシュ大統領の発言に対して、北朝鮮外務省のスポークスマンは先月30日、ブッシュ大統領を「道徳的未熟児」「人間醜物」などと呼んで正面対抗に出た。

ワシントンと平壌(ピョンヤン)のこのような攻防に対して、LAタイムズは1日「(朝米間)とげのある言い争いは、敏感な時期にさらなる深刻な意味を持つようになるかも」と述べ、「北朝鮮が米政権と核難局を外交的に解決する門戸を閉ざしてしまった」と報じた。

ワシントンの雰囲気はおよそ1ヶ月前に、ライス国務長官がアジア6ヶ国歴訪の一環で韓中日3国を訪問したときとは確かに変わった。当時、ライス長官は北朝鮮を「主権国家」と呼んだ。金総書記に対する直接的な呼称ではなかったが、ホワイトハウスが北朝鮮の6カ国協議の復帰に対して、もう少し忍耐心を持って待つことができるという意味で受け止められたことが事実だった。

しかし、わずか1ヶ月余りで雰囲気は急変した様相を見せている。米国が事実上6カ国協議をあきらめ、次の手順を踏んでいるのてはないかという指摘もある。

ワシントンのある外交消息筋は「米国がある目標と手順を決めておいて状況を持っていこうとはしてないようだ」とし、「しかし、6月まで(現在の状況が)続けば良くなることはないだろう」と憂慮した。



maypole@donga.com