Go to contents

与党、補欠・再選挙で全敗…政局主導権に打撃

与党、補欠・再選挙で全敗…政局主導権に打撃

Posted May. 01, 2005 23:24,   

한국어

与党ヨルリン・ウリ党が4月30日の補欠・再選挙で、国会議員(6地域)、基礎自治体長(7地域)広域自治体議会議員(10地域)の公認・推薦候補者全員(23地域)が敗れるという、史上最悪の惨敗を記録した。政権与党が、国会議員及び地方選挙同時補欠・再選挙で、このように当選者を出すことができずに完敗したのは初めてだ。

ハンナラ党は、国会議員再選挙6地域のうち5地域で勝利し、行政中心複合都市建設予定地である公州(コンジュ)と燕岐(ヨンギ)の国会議員再選挙では、中部圏の新党を推進中の沈大平(シム・デピョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事が支持した無所属の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)候補が当選した。

昨年の総選挙で、国会の過半数議席である152席を獲得したウリ党は、今回の選挙結果、146席に減り、過半数議席の獲得に失敗した。ハンナラ党は、121議席から125議席に増え、民主労働党10議席、民主党9議席、自民連3議席、無所属6議席に再編され、「与小野大」政局となった。このため、与党の政局主導力行使に打撃が予想される。

ウリ党内では、責任の攻防とともに、来年の地方選挙などに備えて、指導部を強化すべきだという主張が力を得る見通しだ。また、全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)の市長選で勝利するなど、全羅道(チョルラド)地域での影響力の健在が確認された民主党との統合論も加速するものと見られる。

補欠・再選挙の惨敗による政局対策を論議するため、1日に開かれたウリ党常任中央会議の終了後、田炳憲(チョン・ビョンホン)スポークスマンは「指導部が辞任するという考えもあったが、今はそれよりも党の革新に力を合わせなければならないという方向で意見がまとまった」と話した。

地方自治体長選挙では、ハンナラ党が京畿道(キョンギド)の華城(ファソン)市長を含め、慶尚北道(キョンサンプクト)の慶山(キョンサン)、永川(ヨンチョン)市長、盈鄹(ヨンドク)郡長、釜山江西(プサン・カンソ)区庁長の5地域で勝利し、全南木浦市長は民主党、慶尚北道清道(チョンド)郡長は、無所属候補が当選した。広域議員選挙では、無投票当選した2地域(慶北慶山1、盈鄹2)を合わせて、ハンナラ党が8地域で勝利し、民主党と無所属候補が1地域ずつ当選した。

中央選挙管理委員会は1日、今回の選挙に総有権者216万8040人のうち72万8731人が投票に参加し、最終投票率は33.6%と集計されことを明らかにした。これは、03年4月の補欠・再選挙(29.5%)時よりも4.1ポイント高い数値だ。

国会議員の再選挙が実施された6地域の平均投票率は36.4%で、最大激戦地だった慶北永川が、59.1%と最高を記録した。



jyw11@donga.com