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PSVの太極デュオ、1%が足りない

Posted April. 27, 2005 23:21,   

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「あと1%さえ補えれば…」

韓国人では初めて欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ準決勝舞台に立った「ミッキーマウス」こと朴智星(パク・チソン、24)選手と、「チョロンイ」こと李榮杓(イ・ヨンピョ、28、以上PSVアイントホーフェン)選手のプレーは、世界トップクラスのチームの対戦でも通用した。

27日(韓国時間)イタリアのミラノ・サンシロスタジアムで行われた2004〜2005UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦のPSV−ACミラン戦。ヒディンク監督の率いるPSVは、前半42分にアンドリュー・シェフチェンコ選手、後半45分にはヨン・ダール・トマソン選手に得点を許し、0−2で破れた。

PSVは、来月5日にホームで戦う第2戦で、失点なしで2ゴール差以上を、ゴールを奪われる場合は3ゴール差以上で勝たなければ決勝進出できない。

この日、PSVは負けたが、二人の太極戦士は高い評価を受けた。ゴールドットコム(www.goal.com)は、朴智星と李榮杓に、評点10点満点で7点を与え、シャフチェンコ、ヤープ・スタム選手、カカ・カラーゼ選手(以上ACミラン)、ゴメス選手(PSV)とともに最高の活躍をした選手たちと肩を並べた。

イタリア国営RAI放送が運営する「RAIスポーツ(www.raisport.rai.it)」も、朴智星とゴメス、シェフチェンコとスタムに、両チーム全選手で最高点数の7点を、李榮杓には6.5点を与えた。

朴智星は、この試合でファルファンとビーズリーで組んだ2トップのすぐ下に布陣し、ストライカーとプレーメーカーを兼ねる重責を任せられた。李榮杓は、右ウィングバックでアレックス選手、オイエール選手、ボウマ選手と4バックラインを形成し、90分をフル出場した。

前半10分、ACミランのクレスポ選手のヘディングシュートがゴールに吸い込まれるのを頭でクリアした朴智星は、前半21分には意表をつく25mのミドルシュートを放った。後半も2分と9分に、スピーディーな動きでチャンスをつかんだが、ゴールにはならなかった。

「世界最高の守備陣を相手に6回も得点機を作ったが、決定力に欠けたのが惜しかった」と言うヒディンク監督の話のように、朴智星に1%足りなかったのは、パワーと決定力だった。去年の「欧州・今年の選手」でイタリアリーグで2度も得点王に輝いた現役最高の点取り屋シェフチェンコと比べて、力とゴール決定力がやや及ばないという評価だ。朴智星自身も「十分に決めるべきだったゴールを逃した責任は大きい」と語っている。

李榮杓は、ブラジル代表出身で1994年米国ワールドカップ(W杯)以来、3回連続でW杯に出場しているベテラン、カフー選手(35)とのウィングバック同士の1対1ではむしろ優位を見せた。専門家たちは、体力、機敏性、センスにおいても高い評価を受けている李榮杓が、相手攻撃を食い止め、サイドラインから攻め上がる能力では優れているが、ゴール前に正確に強くボールを上げるテクニックをさらに鍛えなければならない、と指摘した。



stt77@donga.com