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ソウルに来た「高句麗」

Posted April. 22, 2005 23:17,   

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北朝鮮の高句麗(コグリョ)時代の国宝級遺物がソウルへ来た。

朝鮮中央歴史博物館が所蔵している代表的な国宝級遺物15点を含め高句麗時代の遺物60点が22日、金剛山(クムガンサン)陸路観光コース(国道7号線)を経てソウルに到着した。これら遺物は高麗(コリョ)大が開校100周年を迎えて設けた「高句麗特別展」(5月7日〜7月10日)に展示される。

崔光植(チェ・グァンシク)高麗大学韓国史学科教授兼博物館長を団長とする高句麗遺物引き受けチーム6人は21日、金剛山を訪問して、金ソンヒョン朝鮮中央歴史博物館場から遺物を受け取り、特殊な無振動車に載せて、同日午後、江原道高城郡(カンウォンド・コソングン)統一展望台の南北出入り管理事務所(CIQ)を通過して夜遅くソウルに到着した。

同日持ち込まれた遺物の中には、1988年に咸鏡南道新浦市梧梅里(ハムギョンナムド・シンポシ・オメリ)で出土した銘文(刻んだ字)のある金銅版(546年製作)、1994年に江原道鐵嶺(チョルリョン)から出た3世紀頃の鉄製馬や青銅製四神など、これまで韓国に紹介されなかった国宝級遺物が含まれている。

また、高句麗の代表的金属工芸品である日光透彫金銅装飾品と火炎文透彫金銅宝冠をはじめ平壌安岳(ピョンヤン・アナク)宮殿跡や定陵寺(チョンヌンサ)跡などから出土した各種の瓦やレンガ、平安南道平城市(ピョンアンナムド・ピョンソンシ)ジギョン洞1号墓から出たラッパ型壷や馬具、平壌大城山(デソンサン)から出た骨壷や彫像なども入っている。

今回ソウルへ来た遺物の総評価額は3403万ドル(340億ウォン相当)に達する。

崔教授は同日、「高句麗遺物は02年末と04年3月、民族和解協力汎国民協議会を通じた南北文化交流次元で2回ソウルへ来たことがあるが、相当数が復元壁画遺物だった。今回の遺物はすべて高句麗文化の真髄を感じることのできる本物だ」と語った。

また、過去2回の北朝鮮遺物運搬は、南浦(ナムポ)港と仁川(インチョン)港を通じる海岸道路を利用したが、今回は初めて陸路を利用した。高麗大は、「韓国古代のグローバル・プライド、高句麗」という題目で、5月7日から、高麗大イルミン博物館で南韓内の高句麗遺物80点あまりと、日本から借りて来た高句麗遺物40点あまりを含め、計230点あまりを一般に公開する。同特別展は高麗大博物館とソウル市が共同主催し、東亜(トンア)日報社と高麗中央学院、高句麗研究財団、南北歴史学者協議会、韓国大学博物館協会が後援する。



klimt@donga.com