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インド・エジプト産のコメ11万トンを購入

インド・エジプト産のコメ11万トンを購入

Posted April. 18, 2005 23:19,   

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韓国はお米市場の開放時期を遅らせる代わりに、14年までインドとエジプトから食料支援用のコメを11万1210トン買い入れることにした。

また、アルゼンチンのオレンジと家禽肉に対する輸入危険評価手続きをそれぞれ4、6ヵ月以内に進行し、カナダ産の飼料用グリンピースと油彩精製油の関税率を大幅に引き下げる計画だ。

農林部は18日午前、国会農林海洋水産委員会常任委でこうした内容を盛り込んだ世界貿易機関(WTO)のコメ交渉認証結果の原文を公開し、両者間付加合意の詳細事項を明らかにした。

コメ交渉認証内容によれば、韓国は中国に対して、りんご、梨、チェリー、竜眼、リーチの5品目の輸入危険評価を迅速に進めると約束した。

また、北朝鮮などに食料を援助する際、インド産のコメ9万1210トン(年間9121トン)とエジプト産のコメ2万トンを優先購買することにした。

通商専門家たちはこれに対し、「コメ輸出国の中国、インド、エジプトが韓国のコメの市場開放の時期を延長する代わりに付加合意を交渉カードに利用した可能性がある」と見ている。これに比べてコメの輸出国でないアルゼンチンとカナダと結んだ付加合意は、コメ交渉とつながっている可能性が低いという。

韓国は輸入危険評価の手続きが進められているアルゼンチンの家禽肉とオレンジに対して、家禽肉は6ヵ月、オレンジは4ヵ月以内に手続きを終えることにした。

カナダ産の飼料用グリンピースの割り当て関税率は、昨年2%から今年0%へ引き下げられる。また、カナダ産油彩精製油の関税率は30%から10%へ、油彩粗油は10%から8%へそれぞれ引き下げられる。

これに対して、野党4党の農村地域区および農村出身の比例代表議員は、コメ交渉の過程で裏面合意の疑惑があったとし、国政調査を進めることにした。

ハンナラ党の李揆沢(イ・ギュテク)、民主労動党の姜基甲(カン・ギガプ)、民主党の韓和甲(ハン・ファガプ)、自由民主連合の金洛聖(キム・ナクソン)議員などで、野党4党の議員は国会議員会館で対策会議を開き、コメ交渉に対する国政調査を進めることを決議した。

同議員たちは共同決議文で、「コメと関連のないものは交渉の対象でないと壮言していた政府が、中国に対してはりんごや梨のような果物の検疫手続きを迅速に行うと約束し、アルゼンチン産牛肉の輸入を許容するかどうかを検討するなど、5カ国と裏面合意をした」と主張した。

また、「政府が昨年、交渉期限に追われて相手国の無理な要求を受け入れた」とし、「交渉国との交渉内容の全文を公開し、必要な場合、国政調査を実施すべきだ」と求めた。

農林部の朴弘綬(パク・フンス)長官は、「裏面合意はなかったし、内容を意図的に歪曲して発表したわけでもない」と述べた。



legman@donga.com lightee@donga.com