Go to contents

遺伝子組み換えコメ、中国が不法栽培 グリーンピース発表

遺伝子組み換えコメ、中国が不法栽培 グリーンピース発表

Posted April. 14, 2005 23:10,   

한국어

中国の湖北省で当局の承認を受けていない遺伝子組み換え(GM)コメが不法栽培され、現地で最高1200tまで売れており、GM種籾も販売されていると、環境団体のグリーンピースが13日発表した。

リュハイン・グリーンピース北京事業局長は、グリーンピース関係者らが湖北省の武漢市と二つの小都市で、殺虫剤の機能をするバチルス・チューリンゲンシス(Bt菌)が遺伝工学的に添加されたコメと種籾を購入することができたと明らかにした。

香港のあるグリーンピースの幹部は「ドイツの生物工学会社であるジンスケン社が10種の白米、4種の種籾など、19種の試料を分析したところ、中国内の不法Bt米の存在が確認できた」と話した。

グリーンピースで活動する科学者ジェニット氏は「GMコメは人にアレルギー反応を呼び起こしかねないという強力な警告が出ている」と説明した。

米ブルムバーグ通信はこのような事実が浮き彫りになったことから、韓国、日本、香港などが中国産のコメの輸入を禁止する可能性があると報じている。

グリーンピースは、昨年に湖北省で127〜160ha面積でBt米が栽培されており、今年の耕作面積は10倍に増え、収穫量が1万〜1万2000tにのぼるものと推算した上で、中国政府に問題のコメは直ちに回収して廃棄するように要求している。

しかし、中国農業部のある遺伝工学専門家は「湖北省の当局がこの問題を調査している」としながらも「中国は外国と異なる基準を適用しており、グリーンピースの調査結果は科学的な裏づけが十分なものではない」と反発した。

GM作物の擁護論者たちは、生産量増と病虫害の防止をGM技術の利点として挙げているが、反対論者たちは害虫や病気への耐性がつき、自然栽培のコメと入り混じって生物の多様性を損ねる恐れがあるとしている。



yshwang@donga.com