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拮抗するTGと三宝 優勝カップの行方は第5戦がカギに

拮抗するTGと三宝 優勝カップの行方は第5戦がカギに

Posted April. 13, 2005 23:15,   

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TG三宝(サンボ)のチョン・チャンジン監督はKCCとのプロバスケットボール・チャンピオン決定戦第4戦で敗北した12日夜、続けさまにタバコを吸っていた。新しいタバコ1箱が、わずか4時間でなくなってしまった。2連勝後の2連敗によるショックで、監督は煮えくり返る思いをしているに違いなかった。

同じ時刻、KCCのシン・ソンウ監督は知人たちと韓定食を取りながら、久々に盛り上がっていた。TGに完敗を喫するだろうという予想を裏切って、勝負を振り出しに戻し、余裕が出てきたからだ。

追われるチョン監督と追うシン監督。二人の立場がはっきりと対比されるなか、14日に全州(チョンジュ)で行なわれる第5戦では、3勝目を先取りするための両監督の戦略争いが一段と激しさを増しそうだ。

焦りを見せているチョン監督は、誰よりも第5戦の重要性をよく知っている。2003年、オリオンスとの王者決定戦でも2勝2敗で拮抗したが、第5戦を取ったあと、結局優勝カップを抱いたのだ。半面、昨年はKCCとはやはり2勝2敗だったが、第5戦をとられて準優勝に止まった。

そのせいか、チョン監督は13日、主力のヤン・ギョンミン、シン・ギソン、金ジュソンを個別に呼んで、ダウンしたチームの雰囲気を引き締めるために必死になっていた。チョン監督は「KCCの変則的なトラップ守備と、地域防御に巻き込まれないのが重要だ。第5戦では攻撃と守備に、全般的な変化を与える考えだ」と話した。第4戦で主力選手たちを早くから休ませのも、第5戦に全力投球するためだったという。

今シーズン、球団が提示した目標のベスト4入りをすでに達成しているシン監督は、「我々としては、するべき仕事は果たしているからね」と余裕を見せている。

試合を翌日に控えた13日午後には、練習を普段の半分の1時間で終えた。とは言え、ゴール下での確実な位置選定と、ボックスアウトからのリバウンドで押されずに、野投成功率が40%さえ越えてくれれば勝算は十分と、執念を隠さなかった。シン監督は現代(ヒョンデ)時代の98年、起亜(キア)との決定戦で最初2連敗した後、2連勝の勢いで頂点に立ったことがある。しかし、当時は第5戦を負けて、第6、7戦を勝った。

専門家たちは、高さで優位に立っているTGの優勢を予想しながらも、老練なKCCの上昇ムードとTGの自信感回復が勝負のカギになるだろう、との見方を示した。



kjs0123@donga.com