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ドバイ原油、55ドル突破 過去最高値更新

ドバイ原油、55ドル突破 過去最高値更新

Posted April. 05, 2005 23:06,   

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韓国が海外から輸入する原油の80%を占める中東山ドバイ原油の現物価格が、二日連続で最高値を更新し、1バレル=50ドルを突破した。

原油生産国の追加生産余力が限界に達し供給不足が懸念されている上、最近、世界的な投資銀行のゴールドマンサックス社が原油価格急騰を予測する報告書を発表したのが、複合的に働いたものと見られる。

5日、韓国石油公社によると、現地で4日に取り引きされたドバイ原油の価格は前日(1日)比で1バレル=2.14ドル値上がりした50.51ドルで取り引きを終えた。ドバイ原油は1日にも1バレル=48.37ドルと、過去最高値を記録した。

北海ブレント原油も1バレル=54.46ドルと1.57ドルが上がった。

これに先立って、先月31日にはゴールドマンサックス社が、今後、国際原油価格の需給が逼迫し、1バレル=105ドルまで跳ね上がる可能性がある、という見通しの報告書を発表した。

しかし、米国のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は石油輸出機構(OPEC)の増産可能性が伝えられたため、前日より0.76ドルが下落した56.81ドルで取り引きを終えた。

OPECは先月の総会で1日生産枠を50万バレル増産することを決め、WTI原油価格が1バレル=55ドル以下に下がらなければ、50万バレルをさらに増産する可能性があることを示唆した。

石油公社の関係者は「OPEC議長がメンバー国と追加増産について話し合いを開始したという話が伝わってから、WTI価格が小幅下落した。時差でドバイ原油とブレント原油価格には反映されなかったものとみられる」と説明した。

韓国政府は、国際原油価格の上昇傾向に歯止めが掛からないと、輸入石油製品に対する関税率引き下げ措置を延長する問題を検討している。

石油類製品の関税率を暫定的に2%ポイントずつ下げることにした関税率引き下げ措置が、今月末で終了すれば、さらに6ヵ月延長するというものだ。



changkim@donga.com