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北極遠征隊、北極点に向かって52.52km進む

北極遠征隊、北極点に向かって52.52km進む

Posted March. 16, 2005 22:21,   

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状況は最悪、しかしひるまず歩く。

朴英碩(パク・ヨンソク、42、ゴ−ルドウィンコリア理事、東国大山岳部OB)氏が率いる北極遠征隊が、北極点に向かって52.52km(直線距離)を進んだ。

朴隊長をはじめ、ホン・ソンテク(39)、オ・ヒジュン(35)、チョン・チャンイル(25)氏など4人の隊員たちは16日、ワード・ハント島を出発してから8日ぶりに、北緯83度31分450、西経72度47分362まで北極点に向けて進んだ。

これは1日平均6.57kmを進んだ計算で、現在の運行速度なら、最大の乱コースである200kmあまりの乱氷帯(氷山)を脱するのにだけで33日かかる。遠征隊が当初予想した乱氷帯通過期間は20日。食糧も予備分5日分を含め、25日分をそりに積んだ。あれほど早い時間内に乱氷帯が終わる北緯85度を越えなければ、難しい状況に処するようになる。

しかし朴隊長は、「予想したより状況が悪いのは事実だが、今は隊員たちが氷に乗るのに慣れてきたので問題ない」と言った。

その間、遠征隊の運行は悪戦苦闘。朴隊長は15日には、2回もリード(氷が割れて海水が現われた所)に胸まで落ちて運行を中断した後、凍傷を防ぐためテントを張って、急いでバーナーの火を付けなければならなかった。止まずに吹いてくる秒速14mをも越える強風ブリザードと、四方が真っ白に変わって方位を見分けられないホワイトアウトも運行速度を鈍くさせた。

遠征隊は1日に1度、レゾリュート・ベースキャンプ(北緯74度42分)と衛星電話で、カナダ気象庁が提供する氷移動状況などの気象情報を伝達してもらっている。

遠征隊の最大の喜びは、東亜(トンア)ドットコム(www.donga.com)と遠征隊ホームページ(www.parksgrandslam.net)を通じて伝えられる国民の激励メッセージを見ることだ。隊員たちは激励メッセージを読む度に、「世の中を全て得た気分になる」と言いながら1日の疲労を忘れる。



田昶  jeon@donga.com