大会4回優勝の最強ブラジル、アフリカ地域予選1位チームのナイジェリア、欧州の強豪スイス。22年ぶりにベスト4進出神話の再現に挑むジュニアサッカーの未来は茨の道だ。
7日、オランダ・ユトレヒトで行われた2005世界ジュニア(20歳以下)サッカー大会(6月10日〜7月3日、オランダ)のグループ分け抽選で、韓国はブラジル、ナイジェリア、スイスと一緒にF組になった。
韓国は、6月13日午前3時30分(以下韓国時間)、オランダ・エムメンでスイスと初戦を戦い、16日午前3時30分ナイジェリア、18日午後11時ブラジルと同場所で対戦する。
今大会には地域予選を通った24カ国が出場して6組に分かれ組別リーグを経た後、各組の1、2位がベスト16に直行し、3位の6チームのうち、ワイルドカード4チームがベスト16に進む。
世界ジュニアサッカー大会は、1977年の初大会以後、2年ごとに開かれている「小さなワールドカップ(W杯)」だ。韓国は1983年、メキシコ大会でベスト4神話を創り出し、1991年ポルトガル大会でベスト8、03年アラブ首長国連邦大会でベスト16に進んだ。
グループ分け抽選に参加した朴成華(パク・ソンファ)韓国ジュニア代表チーム監督は、「予想より強いチームと予選で戦うことになった。しかし、うちの戦力も向上したのだから、やってみるに値する。スイスに対してはよく分からないが、前の大会の優勝国のブラジルとナイジェリアはよく知られているチームだ。優勝候補はブラジル、アルゼンチン、スペインで、他のチームは戦力が似ている」と述べた。
韓国チームの主力ゴールゲッターの朴主永(パク・ジュヨン、FCソウル)は、「精神力と集中力をさらに高めて訓練すれば、どのチームでも下せる。スイスとの初戦で勝利し、ナイジェリア、ブラジルと薄氷の勝負を繰り広げられたら、ベスト16進出はもちろん、ベスト4も狙える」と自信を示した。
權純一 stt77@donga.com