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「理解不足と偏った思考…」退任の最高裁判事が政界の司法府理解を批判

「理解不足と偏った思考…」退任の最高裁判事が政界の司法府理解を批判

Posted February. 25, 2005 22:53,   

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「司法府の周辺に、司法府の本質についての理解不足と偏った思考を示す勢力がいる」。

6年の任期を終えた辺在承(ビョン・スンジェ)前最高裁裁判官が、25日に行なわれた退任式で、最近、政界から出ている判決への不満の声について、苦言を呈した。辺前最高裁判事は同日午前11時、ソウル瑞草区(ソチョグ)瑞草洞の最高裁判所2階で行なわれた退任式で司法改革に触れ、「司法権の独立と法の支配という所望を成し遂げようとする司法部の努力に対して、必ずしも友好的ではない周囲の視線が感じられる」と指摘した。

同氏は「そうした視線の根底には、正義と公正を求める司法の本質についての理解不足、司法現象に対するわい曲と誤伝、偏向された思考に基づいた誤解があることを、確認しすることもあった」と話した。

また「司法権の独立という命題は、それ自体が目的ではなく、裁判官個々人の徹底した使命意識と誠実な職業倫理によって、司法の機能が適正に遂行されることによって、真の意義が与えられる原則だ」とし、後輩裁判官に、裁判官として責任感のある役割を果たすよう強調した。

これについて、ある中堅判事は「最近、選挙法違反と関連した裁判の結果について、与党議員を中心に、司法部への不信感を示す意見が出ていることに対する苦言ではないだろうか」と解釈した。



jin0619@donga.com