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融資に保険商品を上乗せ販売 金融監督委が8銀行摘発

融資に保険商品を上乗せ販売 金融監督委が8銀行摘発

Posted February. 25, 2005 22:37,   

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自営業者のA氏(45)は昨年、ある都市銀行の支店で事業運営資金として3500万ウォンを融資してもらった。しかし、A氏は毎月50万ウォンの保険料を納める貯蓄性保険にも否応なしに加入させられた。

担当行員が「保険販売の割当量を達成できなかった。保険に加入しないと融資できない」と脅したためだ。

このように顧客に資金を融資する際、保険を上乗せして販売したり、資格のない行員に保険を販売させた銀行8行が軒並み摘発された。

金融監督委員会は25日、銀行連携保険(バンカシュランス)規定に違反したハナ銀行の支店2ヵ所に対して、30日間の保険販売営業を禁止する措置を取った。また、国民(クンミン)、ウリィ、ハナ、新韓(シンハン)、朝興(チョフン)、外換(ウェファン)、韓国シティー、企業銀行の8行に対して、それぞれ1000万ウォンの過料を賦課した。さらに国民、ハナ、朝興、企業銀行に対しては、担当役員への問責を要求した。

8の都市銀行のうち7行が懲戒処分となったのは、各銀行がバンカシュランス市場を先取りするためのし烈な競争を繰り広げる中で、不当な販売行為も辞さなかったためだ。

今回摘発された8行の違反内容は大きく分けて△融資の際に上乗せした販売△保険を不当に募集する行為△商品説明と本人確認を疎かにした不完全販売の三種類。

金融監督院(金監院)の白在欽(ペク・ジェフム)銀行検査1局長は、「違反の程度が一番軽い韓国シティー銀行を除いた7行に対しては、不当販売行為を再び行わないという覚書をもらう予定だ」と述べた。

金監院は2段階銀行連携保険延期をめぐって議論の広がった昨年10月から1ヵ月間、8行の本店と66の支店を対象に部門検査を実施してきた。金監院は銀行を通じて保険に加入した中小企業3100ヵ所に対してアンケート調査を実施し、疑わしい場合は訪問して確認した。



申錫昊 kyle@donga.com