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大回転で金ヒョンチョルが優勝 昨日、冬季体育大会開幕

大回転で金ヒョンチョルが優勝 昨日、冬季体育大会開幕

Posted February. 24, 2005 22:57,   

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第86回冬季体育大会開幕日の24日、江原竜平(カンウォン・ヨンピョン)リゾート・アルパインスキースーパー大回転競技場。ホ・スンウク(33、ジサンリゾート)が吹雪を巻き起こしながら決勝戦を通過する瞬間、観客の間には「あー」というため息が漏れた。すぐ前に出発したカン・ミンヒョク(24・竜平リゾート)よりわずか0.01秒遅れた1分3秒47だったため。カン・ミンヒョクは1分3秒46。

ホ・スンウクは結果について、「当たり前の結果だ」と笑って返しながらも残念そうな表情だった。ホ・スンウクはスキー界の「趙容弼(チョー・ヨンピル)」のような存在。中学2年生だった1987年、国家代表に抜擢されて03年までに16年間もトップの座を守った。昨年まで冬季体育大会で彼が取ったメダル数は、金メダルだけでも42個。しかし、「昇る星」カン・ミンヒョクには力不足だった。

しかし、同日の競技はこれで終わらなかった。2人が記者たちと会話をしている間、「1位が変わった」という情報が伝えられた。金ヒョンチョル(24、江原ランド)が1分3秒27をマークしたとのこと。ホ・スンウクは、「いや、3位がどうした、3位が…」と言いながら笑いをこぼした。

カン・ミンヒョクと金ヒョンチョルは、国家代表チームでトップを争うライバル。アルパイン・スキー代表チームの朴チェヒョク監督は、「カン・ミンヒョクはテクニックと体力が、金ヒョンチョルはスピードが優れている」と話した。

カン・ミンヒョクは、このほどイタリア・ボミオで行われた2005世界スキー選手権大会男子回転で韓国スキー史上最高成績の25位に上がった期待株。昨年、冬季体育大会では大学部4冠に輝いた。4年前、太極(テグク)マークを胸に付けた金ヒョンチョルも昨年冬季体育大会男子一般で、スーパー大回転、回転、合計で3冠に上がった。

金ヒョンチョルはカン・ミンヒョクのフェンゲ小学校—トアム中学校—檀国(タングク)大学の1年先輩。2人の対決ではカン・ミンヒョクの方がわずかの差で勝ち星が多いという。

金ヒョンチョルは「残りの競技で勝ちまくって4冠を達成してみせる」と豪語したが、カン・ミンヒョクは「4冠はもう無理だから、3冠で満足する」と言い返した。

この日開幕した冬季体育大会には済州島(チェジュド)を除く15市道から歴代最大規模の3362名が参加し、3日間熱戦を繰り広げる。



金晟圭  kimsk@donga.com