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中国の三面を米国が囲む?

Posted February. 21, 2005 22:59,   

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北京で発行される瞭望新聞週刊が21日報じたところによると、米国が潜在的な敵対国の中国を東西南3面から包囲することによって、中国は安保上に深刻な脅威を感じている。

同誌によると、米国は東方から、日本と台湾を第1次の包囲網に設け△日米軍事同盟の強化△台湾への先端兵器販売△下地島空軍基地の建設—などを進めている。また、グアムを第2次の包囲網とし、アジアの主要軍事基地に育成している。そのため、B−52やB−2の戦略空爆畿を増強し、米本土以外の地域では初めて64基の長距離空中発射巡航ミサイルを配備した。3隻の攻撃用核潜水艦を常時駐留させ、1隻の空母戦闘団も配備することにした。

米国はそれとともに、アフガニスタン戦争とイラク戦争を契機に、中央アジアに米軍基地を設け、中国に対する西方からの包囲網を完成した。現在、米国はアフガニスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタンなど中央アジア9カ国に軍事基地13カ所を設けている。これで、中国は初めて陸地を通じても、米国からの直接的な軍事脅威を受けるようになったとのこと。

米国はフィリピンとシンガポールを中心に、以前の軍事同盟を復元することによって、日本と台湾を通じた第1次の包囲網を強める措置を取っている。マレーシア、インドネシア、タイ、ブルネイ、豪州などとも対テロ戦争を名分に、軍事基地を建設する案を進めている。同誌は「米国の『対中包囲網』は、冷戦時代に取っていた旧ソ連に対する包囲の密度を上回るもの」とし、「米国の中国に対する戦略的けん制の枠組みが完成された」と分析した。

一方、台湾の各メディアが21日報じたところによると、台湾は3月に実施する軍事演習「漢光21」で、米国、日本とともに、3国合同コンピューターウォーゲームの演習を行なう予定だ。中国の台湾侵攻を上程した3国合同演習は初めてであることから、中国が激しく反発する見込みだ。



黃有成 yshwang@donga.com