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「北朝鮮の核能力、3年前より増大」米CIA長官が評価

「北朝鮮の核能力、3年前より増大」米CIA長官が評価

Posted February. 17, 2005 23:10,   

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ポーター・ゴス米中央情報局(CIA)長官は16日、米上院情報委員会に出席したが、テレビカメラを意識して情報当局が把握した北朝鮮の核能力を具体的には公開しなかった。

ゴス長官は「情報機関ごとに推定値が少しずつ違う」とし、「(CIAが推定した核能力は)非公開の場所で別途に答える」とし、公開回答を憚った。

ただし「2002年初めのCIAの評価よりは(北朝鮮の)核能力が増大したという点は明らかにしておく」と話した。CIAは9・11テロ直後の2002年1月、上院情報委で「北朝鮮は最小限1個、もしかすると2個を作ることができるプルトニウムを持っている」と評価した。

韓国政府はこれを土台に北朝鮮が核爆弾1、2個を作ることができるプルトニウム10〜14kgを保有した可能性もあると公式見解を明らかにしてきた。また国家情報院は15日、国会で「北朝鮮が在来式の核兵器を1、2個開発することはできたかも知れないが、その核兵器をミサイルに搭載して発射するだけの小型化技術は確保することができなかった」と評価した。

ゴス長官の北朝鮮の核能力向上発言は当然のこととみられる。2002年1月は北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の査察を受けた時点だ。米国もまた、北朝鮮が秘密裡に推進していた高濃縮ウラン(HEU)プログラムの存在可否を確信する以前の状況だ。しかし、北朝鮮は第2次核危機が浮上した直後の2003年初め、プルトニウム抽出作業を再開して核物質保有量を増やしてきた。

ゴス長官は同日、聴聞会で北朝鮮の核外交を「恐喝(bluster)外交」としながら「北朝鮮は脅威的なもので脅かして具体的な何かを手にする方式を非常に效果的に駆使してきた」と評価した。

さらに、「北朝鮮は第1目標である政権の生存のためなら国際舞台で自分たちがいかにこっけいに見えるかに対しては気に止めていない」と付け加えた。

また、ゴス長官は北朝鮮とイランを取り上げながら「一部国家が核兵器保有を通じて世界的な地位を獲得しながら生ずる自負、または核保有がその国の民族主義とリーダーシップに与える影響を目撃すれば、核開発を夢見る国は核を聖杯のように思うようになる」と話した。



金昇鍊 srkim@donga.com