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ワックスが第5集発表 別れた女の切ない心を歌う

ワックスが第5集発表 別れた女の切ない心を歌う

Posted February. 15, 2005 23:20,   

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今月初めに発売された歌手ワックス(29、本名チョ・ヘリ)のアルバム第5集のタイトル曲、「悪口を言わないで」は、2集の「化粧を直して」と3集の「お願いします」を引き継ぐ「ワックスらしい」バラードだ。歌詞も、別れた恋人を忘れられぬ女性の切ない心が盛り込まれている。

「悪口を言わないで/聞きたくないの/彼は私を本当に愛したの/私のせいで別れたの/彼を愛し愛し過ぎて/あまりに迷惑をかけて去ってしまったの」

今回のアルバムにも、第1集の「お兄さん」と第2集の「マネー」を連想させる強いビートのダンス曲「枕」と「結婚」があって、バラードとダンスの2ライン体制を取り揃えた。

これまでのアルバムとあまり変わらない言ったら、彼女は「それが私の独特の色」と答えた。ワックスだけの独特の色とは何なのか。

「技巧を使わない自然なボーカルが私のみの色です。ボーカルが安定し成熟したとよく言われます。もうどんな歌を歌っても、ワックス式のバラードで消化できると思います」。

ワックスの歌には、よく使われるR&Bやバラードの唱法がない。自然に伸びる唱法が聴きやすく気持ち良い。易しそうに聞こえるが、カラオケで歌おうとすれば、決して易しくない歌だ。

12曲が収録された今回のアルバムでは、ワックス・ボーカルの魅力を極大化するため、楽器編成を慎んだ。バラードに流行のように使うストリング伴奏も入れなかった。ワックスの歌が主演であることをよりはっきりさせた。

第1トラックに収録された「一週間」もやはり恋人と別れた女性の歌。恋人が去った後、一週間は大丈夫だったが、ますます苦しくなるという内容だ。「悪口を言わないで」は20代が共感できそうな歌で、「一週間」は30代以上を狙った歌だ。これと共に「お風呂」、「ギフトショップ」など別れた女性の心理をのぞき見たチェ・ジュンヨンの歌詞に対し、ワックスは、「全て私の話みたいで驚いた」と打ち明けた。

ギター伴奏のロックスタイル曲「グッドバイ」、イレックトロニカ雰囲気の「罪と罰」、ラウンジ音楽の感じのする「welcome a day」もワックスの新しい試みだ。

アルバム・プロデューサーのチェ・ジュンヨン氏は、「一般的に歌手は歌を格好つけようとするが、ワックスは聞きやすく歌う。普遍的なスタイルだが決して普遍的でない唱法が、彼女を大衆に馴染める歌手にした」と言った。

ワックスが00年ソロ・デビュー以後、発表した4枚の正規アルバムと1枚のベストアルバムは計200万枚以上も売れた。00年代に入ってから、これほどの販売を記録した女性歌手は李スヨンとワックスだけだ。彼女の所属社のジェイエンターコムの関係者によれば、今回のアルバムも既に注文量が10万枚にのぼるそうだ。

ワックスはミュージカル俳優も夢見ている。

「ファンが振り向ければ側にいて、必要ならいつでも聞ける歌を歌う歌手になりたいです。私の歌が大衆の日常になればと思います」。

ワックスは3月4〜14日、8回にわたって、第5集リリース記念コンサート「ワックス・人・小劇場」をソウル西江(ソガン)大マリーホールで開く。平日午後8時、週末午後6時。6万ウォン。02−543−5567。



金善宇 安哲民 sublime@donga.com acm08@donga.com