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国情院、北朝鮮核で「空中投下の可能性」に初めて言及

国情院、北朝鮮核で「空中投下の可能性」に初めて言及

Posted February. 15, 2005 22:38,   

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国家情報院(国情院)は15日、「北朝鮮は在来式核兵器を1、2個開発することはできたかも知れないが、その核兵器をミサイルに搭載して発射する技術は持っていないだろう」と明らかにした。

国情院は同日午前、国会・情報委員会の非公開懇話会で、「北朝鮮が核兵器を保有しているかどうかは不明だ」としながら、このように報告した。国情院は特に、北朝鮮核兵器の空中投下の可能性を初めて公けに言及することで、北朝鮮の核保有宣言で高まった不安をむしろ増幅させたという批判も受けた。

しかし、一部の野党議員は「大半が周知の事実」として国情院の不十分な情報収集能力を強く批判した。

▲核兵器、あっても第2次大戦水準〓国情院関係者は懇話会で、北朝鮮に核兵器があるとしても、米国が1945年8月に、B29爆撃機で日本の広島と長崎に投下した核兵器と類似のものだろう、との判断を示した。当時投下された核兵器の重さは、4.04tと4.67t。

国情院は、「核弾頭の重さが500kg未満でなければ、ミサイルに搭載することはできない」ことを明らかにした。

現在の北朝鮮の技術では、ミサイル搭載が可能な軽い核兵器を作ることはできないというのが、国情院の判断だ。少なくとも重さが2〜3tに達する可能性が高いということだ。

国防部が発行した国防白書も、北朝鮮の技術は核兵器をミサイルに搭載できるほど精密なものではないと書いている。したがって、北朝鮮がもし核兵器を使用しようとすれば、最大3tまで積載が可能なIL28爆撃機に搭載して投下するしかない、というのが国防部の分析だ。国情院関係者も、「北朝鮮が、飛行機に積んで投下できる在来式核兵器を開発した可能性はある」と述べた。

国情院はまた、パキスタンの核兵器開発を主導したカーン博士は、北朝鮮でミサイルに搭載された核兵器があることを確認したという一部外国メディアの報道に対して、「事実ではないようだ」と述べた。

▲北朝鮮核技術、流出の可能性はないか〓国情院は、北朝鮮が核物質または核兵器開発技術を海外に流出した可能性には重点を置かなかった。

国情院関係者は同日の懇話会で、「北朝鮮がこれまでに技術を流出した可能性は低く、当分の間は流出する可能性もない」と答えた。

これに対してハンナラ党の権寧世(クォン・ヨンセ)、孔星鎭(コン・ソンジン)議員が、「それほど楽観視する背景は何か。判断の根拠を提示しろ」と追及したが、国情院関係者は「北朝鮮はラグビーボールのように行動する場合が多く、容易に予測し難い」と答えた。

国情院はまた、北朝鮮を6者協議に引き出す方法を問う質問に、「中国とロシアを通じて、北朝鮮を圧迫することができる」などの原論的な答弁に一貫し、ハンナラ党議員からの攻撃を受けた。



尹相虎 李明鍵 ysh1005@donga.com gun43@donga.com