Go to contents

北朝鮮の核保有宣言 直接話法の公式表明は初めて

北朝鮮の核保有宣言 直接話法の公式表明は初めて

Posted February. 10, 2005 22:38,   

한국어

「我々は、自衛のために核兵器を造った」。

北朝鮮が10日、外務省の声明を通じて核兵器「製造」の事実を公式に表明し、その真偽と発言の背景に対する関心が高まっている。

北朝鮮が数個の核兵器を保有しているという観測は絶えず提起されてきたが、北朝鮮はこれまで「NCND(肯定も否定もしない)」という立場を堅持してきた。北朝鮮は「間接話法」で核兵器保有を言及してきたに過ぎず、今回のように外務省声明という「直接話法」で「核兵器を製造した」と公開表明したのは初めてだ。

北朝鮮の核兵器保有が単なる「交渉用カード」のレベルを超えたのなら、6者協議の枠組みと内容に画期的な変化がなければならないという指摘が出ている。

これまで北朝鮮を除く韓、米、日、中、露の5ヵ国は、北朝鮮の核兵器保有の可能性を排除せず、基本的に核兵器保有の可能性は大きくないという前提の下で交渉を進めてきたからだ。

このため、北朝鮮が実際にどの程度の爆発力を持つ核兵器を、いつからいくつ保有しているのかという正確な情報を迅速に入手しなければならない必要性が高まった。

延世(ヨンセ)大学のノ・ジョンソン教授は、「昨年9月の国連総会に出席した北朝鮮のチェ・スホン外務次官が『核を兵器化した』と発言したことはあるが、外務省スポークスマンが核兵器製造を公式に宣言した点は意味が大きい」との見解を述べ、「米情報機関は、北朝鮮が3〜5個の核兵器を保有していると推定している」と話した。

これに先立ち、米国務省のリース元政策企画室長は、外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」3・4月号への寄稿文で、北朝鮮が核兵器級ウランの生産段階に入ったと主張した。

リース元室長は、「現場は確保されている」というタイトルの論文を通じて、米国のブッシュ政権は02年半ばに、北朝鮮が年間2個以上の核兵器製造が可能な兵器級ウランを生産できる装備を得たという明確な証拠を入手したと、明らかにした。



鄭用𨛗 yongari@donga.com