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歌手テイ「太いボイスを減らして私の音色を見つける」

歌手テイ「太いボイスを減らして私の音色を見つける」

Posted January. 25, 2005 22:53,   

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去年「愛は…香りを残して」で注目された歌手テイ(本名はキム・ホギョン、22)が2月1日、第2集アルバムを出す。

テイは「第1集では好きな歌手を真似しながら声を作ったが、第2集では楽に発声する方法を身につけて私の音色に対する勘を見つけた」と話した。

「中身のある声が出せるようになったんです。太い音色を慎んで感性を生かしながら私だけの声を見つけたんですよ。太い声だけ強調すれば単調になるようですから。甘い食べ物を食べ過ぎたら甘みがよく分からないでしょう。味をつけるのにちょうどいい声になったのではないかと思います。」

第2集のタイトルは「ウチュプラカチア」。キム・ハインの同じタイトルの小説に出てくる想像上の植物で、触れば死ぬが同じ人がまた愛して触れば蘇る。去年11万枚が売れた初アルバムに続き、ファンの愛をまた期待するテイの願いが込められたタイトルだ。

第2集に収録された14曲はビートが早い曲もあるがみんなバラードだ。

タイトル曲は「愛は…一つだ」。32人組みオーケストラの雄大壮厳なサウンドとオーボエの叙情的メロディーが印象的な歌だ。「…だ」や「…や」で終わる終決型文章の歌詞が独特だ。テイは「この歌の雰囲気とタイトルがデビュー曲『愛は…香りを残して』を思い浮かばせるようで感性をもっと豊かに入れた」と話した。

収録曲の「ある日」は荒いながらも哀切なテイの声を最大限浮上させるためにピアノだけで伴奏をした。効果音で聞こえる雨音が悲しみを加える。楽譜にかかわらずフリービートスタイルで即興的に歌う感じを盛り込んだ。歌詞もテイが直接書いた。

「メモリー」は清いながらも力強い歌。穏やかに流れるが「中身のあるボーカル」が強弱を調節する。「ノク」はオーケストラとクラシックその他のメロディーが調和を成した歌でテイの訴えるような声が見事だ。

「曲とボーカルすべて満足です。聞いて見れば第1集より実力が向上したということが分かると思います。」

二番目のアルバムを出す歌手たちは通常「2年次のジンクス」に負担を感じる。テイは「あまり気を使わなかった」と言ったが、去年夏、第1集の活動を終えた後多くの努力を傾けた。9月以後、酒は口にもつけなかったし、毎日ファン・セジュン、チェ・ソンイルなど作曲家を訪ねてボーカルレッスンを受けた。午後8時に録音室に行って翌日、日がのぼるまで歌を歌った。このために声帯に結節が生じて昨年末に初の単独公演ができなかった。

「愛は…香りを残して」「愛は…一つだ」を作曲したファン・セジュンは「テイが内気な性格のため表現力が足りないようで歌いたいとおりに歌わせて自分だけの色を見つけるようにした」と話した。彼はテイの声に対して「任宰範(イム・ジェボム)や朴相民(パク・サンミン)の荒い濁声とチョ・ソンモの暖かい美声を同時に持っている」と評した。

テイは27日、ポータルサイトDaumでインターネットに生中継する「ズルコンサート」でファンに第2集リリースのあいさつをする。30日には「生放送SBS人気歌謡」(日曜午後3時50分)でテレビ活動を始める。



金善宇 sublime@donga.com