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名門「培材高校」でも不法な集団課外学習の疑惑

名門「培材高校」でも不法な集団課外学習の疑惑

Posted January. 23, 2005 23:15,   

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担任教師が検事の息子の試験答案紙を代理作成した事件が発生したソウル江東(カンドン)区の培材(ペジェ)高校で、教師らが集団で不法アルバイト(家庭教師)を行い、以前にも答案紙の代理作成あったという疑惑が提起されている。

A検事の息子の試験答案紙を代理作成したオ教諭(42)は、ソウル江東区吉洞(キルドン)のTオフィステルに部屋を借りて、A検事の息子に付きっきりで指導をし、ほかの教師らも頻繁に出入りしていたと、近くの住民たちは証言している。また、同オフィステルの家賃はA検事の奥さんが出していたことが明らかになり、A検事とオ教諭との関係に対する疑惑が高まっている。

▲組織的な不法家庭教師の疑惑〓A検事の息子が暮していたTオフィステルの近くに住むクリーニング屋さんは、「オフィステルに服を届けにいくと、教師と生徒が一緒にいた。その生徒が同じ年の子たちと一緒にエレベーターに乗ってあがっていくのも見たことがある」と話した。

近くの食堂の主人は、「ご飯を食べにきたオ教諭に『息子さんですか』と聞いたら、『甥』と答えた」と話した。

このオフィステルの持ち主のクォンさんは、「昨年の初め契約をして、毎月A検事の奥さん名義で50万ウォンの家賃が振り込まれてきたが、今月のみはA検事の名前で振り込まれた」と話した。

さらに近くの商人たちに不法家庭教師を行ったとされる何人かの教師の写真を見せると、「オフィステルによく出入りしていた人々だ」と証言した。

このため、同オフィステルで同校の生徒と教師らが集団で不法課外授業を行っていたという疑惑が提起されている。

培材高校の金教諭はソウル市教育庁に提出した経緯書で、「オ教諭と付き合いのあったK教諭は3年生の担当であるにもかかわらず、1年生の数学を担当している非常勤講師の金氏が問題を出題するときに、随時覗いたり、どんな問題を出題したのかよく聞いていた」と明らかにした。K教諭は同オフィステルに出入りしていたと商人が証言した教師の1人だ。

▲「試験答案の操作、さらにあった」〓オ教諭の他にも、教師が答案紙を操作することがあったという証言が相次いでいる。

03年2学期英語の試験で、ある生徒が答案をOMRカードに半分しか書き移せないでいたところ、翌日、担任の教師が英語担当非常勤講師の朴氏に、(生徒が)試験紙の答えをOMRカードに書き移せるようにしてほしいと要請したことがあった。

金教諭は、「私が『力のない非常勤講師に恥知らずの犯罪を犯せとでも言うのか』と叫び、無かったことになったことがある」と話した。

オ教諭は普段から、01年に校長が補充授業費横領の疑いで告発された事件と、04年7月に学校法人所属の中学校運動選手が転地訓練途中死亡したときに、「知り合いの検事にお願いをしてうまく解決した」と誇らしげに話していたという。

金教諭は、「オ教諭がこれまで受け持ち続けてきた3年生の担当を拒否して、あえて1年生の担任を自ら志願した理由について、『ソウル高校出身の検事に大いに助けてもらったため、その人の子供の面倒を見てあげなければならない』と話した」と明らかにした。

▲「培材高校がこんなことを」〓1885年に設立され、120年の伝統を誇る名門私学の培材高校で「試験不正事件」が発生するや、生徒と父母はもちろん卒業生も衝撃を受けた。

培材高校のある英語教師は、「在学生や父母らが激しく抗議している。卒業生も電話をしてきて、『培材高校出身であることに誇りを持っていたが、こんなことやらかして良いのか』と抗議してくる」と話した。

学校を卒業して23年が経ったというID「培材学堂」は、培材高校ホームページに、「子供たちにいつも自慢してきた母校でこんなことが起きたなんて、言う言葉がない」と書き込んだ。