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「クウェートの武装団体が韓国人殺害」 ロイター通信報道

「クウェートの武装団体が韓国人殺害」 ロイター通信報道

Posted January. 16, 2005 22:58,   

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15日のロイター通信によると、「クウェートのムザヘディン」と名乗る団体がインターネットを通じて、数人のクウェート軍人と3人の米軍人、そして韓国人一人を殺害したと主張している。

クウェートの韓国大使館は16日、声明がマスコミに報道された後、500人余りの現地在住の韓国人と商社マンなどを対象に安全実態の把握をしているが、被害者が出たという報告はまだないことを明らかにした。

ロイター通信は、同団体が今までに知られていなかった団体で、犠牲者の名前も確認されておらず、当局者たちも連絡が取れていない、と加えた。同団体は「使徒モハメッドに従う人々の討論の場」というインターネットサイトで、自分たちがクウェートの軍部隊を攻撃したと主張した。

ロイター通信は、同団体がクウェート南部の小都市ウムアルハイマンにある基地を攻撃した後、クウェート政府軍と交戦をしたと伝えた。また情報筋の話として、交戦中にサウジアラビア国籍の武装グループ1人が死亡し、2人の警官が負傷したとして、このように報じた。

クウェートの内務省は「保安軍がウムアルハイマンで不審者1人を逮捕し武器と爆薬などを押収しており、逃亡した6人を追っている」とのみ発表した。

一方、韓国政府はロイター通信の報道と関連して、16日午後2時からクウェートに対する旅行警告水準を1段階の「注意」(身近安全注意)から2段階の「警告」(身近安全に特別留意して旅行の必要性を慎重に検討)に引き上げた。

外交通商部の当局者は同日、非公式ブリーフィングでこのように明らかにし、「ロイターの報道に対してクウェートの韓国大使館、クウェート政府、米政府などを通じて確認を急いでいる」とし「450人余りのクウェート僑民の安全をまず把握している」と話した。

同当局者は、そのうえで「問題の『クウェート・ムザヘディン』という団体がインターネットで発表した声明文を直接確認した結果、彼らは『韓国人』ではなく『韓国軍』を殺害したと主張している」とし、「クウェートに駐屯している韓国軍は全員無事で、韓国軍が事故地域に行く理由もない」と加えた。韓国軍合同参謀本部も同日、クウェートに駐屯している空軍タイマン部隊(第58航空輸送団)の部隊員150人余りは、全員安全であることが確認されたと発表した。

合同参謀本部の関係者は「タイマン部隊のいるクウェートのアリアルサーレム米軍基地は砂漠に3、4重の警戒施設が設置されていて、テロリストの接近は基本的に不可能な所だ」と話した。



夫亨權 bookum90@donga.com