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ナオルがリメークアルバム発売

Posted January. 11, 2005 23:02,   

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歌手のナオルは『帰路』や『君が離れた後』など1980年代や90年代に愛された14曲を、1960・70年代の米国黒人音楽(ソウル)をはじめ、90年代のリズムアンドブルース(R&B)やヒップホップ、レゲエに編曲して再現した。編曲は作曲家の金ミンスが担当した。ナオルは、「このアルバムがカラオケでよく歌われる歌をリメークして、思い出を売るアルバムと思われることを警戒する」と話した。

このアルバムのタイトル曲『帰路』は、歌手の朴ソンジュが1989年川辺(カンビョン)歌謡祭で銀賞を受賞した歌。女性歌手の歌だが、音の高さを低めずにそのまま歌ったナオルの高音と豊かな感性が目立つ。

ナオルが一番愛着を感じる曲は、「光と塩」のヒット曲『君が離れた後』だ。ナオルはこの曲を1970年代の楽しいファンク(funk)サウンドに変えて、「ブラウンアイドソール」のメンバーらと一緒に歌った。ナオルは、「発表されて10年以上が経った曲だが、洗練されたメロディーのため愛着がわく」と話した。

「動物園」のヒット曲『曇った秋空に手紙を書く』はソウルとレゲエを結び付けて曲の雰囲気を大きく変えた。ナオルの言葉のように実験性が一番目立つ。ナオルは、『曇った秋空…』は1980年代の若者の肖像を反映した曲なので、ジャマイカ人の自覚を呼び起こしたレゲエと結び付かせた」と説明した。

金フングクの『あげはちょう』も1960年代のスター、ジェームズ・ブラウンスタイルのソウルに再現した。『あげはちょう』のメロディー構成がソウルとよくあって、アルバム作業後半部にいきなり収録された。また、「ダイナミックデュオ」がラップを歌ったロックバンド「イーグルズ」の『サッドカフェ』、スティーヴィー・ワンダーの『リボン・イン・ザ・スカイ』も耳に慣れた歌だ。

「韓国歌謡の中にはメロディーと歌詞の良い歌が多いんです。こうした歌を実験的に変えて歌うことに関心が多かったのですが、やっとアルバムが発売できるようになりました」

ナオルは1998年、ボーカルグループ「エンソム」でデビューした後、01年、ユン・ゴンと一緒に「ブラウンアイズ」として活動しながら、歌謡界のトップクラスに入った。以後、ユン・ゴンと別れて03年「ブラウンアイドソール」を結成し、メインボーカルを務めている。

ナオルは、「これから『ブラウンアイドソール』のメンバーとして活動し続けながら、今回のアルバムのように復古的でアナログスタイルの音楽をやりたい」と話した。

「機械音の代わりに人間の情緒が感じられる音楽を引き続き追求していきます。『ブラウンアイズ』の時もそうしたように放送出演もお断りします」。



金善宇 sublime@donga.com