Go to contents

秘書室長ら大統領府高官が一括辞意 李前副首相の人事波紋で

秘書室長ら大統領府高官が一括辞意 李前副首相の人事波紋で

Posted January. 09, 2005 22:40,   

한국어

金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長をはじめとする大統領府の高官らが9日、李基俊(イ・ギジュン)前副首相兼教育人的資源部長官の辞任による波紋と関連して、突然の一括辞意を表明した。

李炳浣(イ・ビョンワン)大統領広報首席秘書官によると、金室長は同日、大統領府で行なわれた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、李海瓚(イ・ヘチャン)首相との昼食会で「李前副首相の辞任問題と関連して、人事推薦委員会の議長として責任を痛感している」と述べ、辞意を表明したと言う。

金室長の辞意表明を受けて、大統領府の人事推薦委員会委員である文在寅(ムン・ジェイン)市民社会、朴正圭(パク・ジョンギュ)民情、李炳浣広報、鄭燦龍(チョン・チャンヨン)人事などの各首席秘書官も辞意を表明し、辞表を10日午前、正式に一括提出する予定だ。

昼食会には出席しなかったが、人事推薦委員会委員である金秉準(キム・ビョンジュン)大統領政策室長もやはり辞表を出すとみられる。

大統領府高官たちの一括辞意表明に対して、盧大統領は「いったん、十分な時間をかけて考えたい」と述べ、立場表明を見送ったが、波紋の責任所在を追及して個々の懲罰人事が行なわれる可能性も高いとみられている。

李首相も同日「李前副首相は私が推薦したのだが、大学改革の緊急性と当為性を重視するあまり、検証に対する認識が不十分だった」を述べ、一部の責任を認めた。

昼食会で盧大統領は、「今回の教育副首相の任命で議論を呼び、物議をかもしたことに対しては、国民の皆さんに申し訳ないと思っている」と語り、謝罪の旨を明らかにした。その上で「今回の事件を公職候補者検証システムの透明化が進み、先進化させる契機になるよう、改善策を設けて欲しい」と指示した。

盧大統領は、その対策の具体的な内容として△閣僚の場合、国会の所管常任委員会で1日ほど時間をかけて聴聞会を実施する方法、△高位公職者候補の財産問題を検証するため、事前同意書を得て検証を行なう方法、△公職候補者に検証のためのアンケートと答弁書を事前に提出させる方法——などを提示した。盧大統領は同日、李前副首相の辞表を受理した。

これに先立ち8日、政府与党内部では池秉文(チ・ビョンムン)、鄭鳳株(チョン・ボンジュ)の両議員をはじめ、国会教育委員会所属の新人議員らを中心に、大統領府参謀陣に対する責任論が本格的に持ち上がった。



金正勳 李明鍵  jnghn@donga.com gun43@donga.com