Go to contents

開戦24時間内に、党・軍・民を総動員

Posted January. 05, 2005 22:40,   

한국어

北朝鮮が戦争のぼっ発に備えて、昨年4月7日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の「指示」と「戦時事業細則」を作成、北朝鮮全域に配布していたことが、5日明らかにされた。

金委員長は「絶対機密」に分類された2ページ分量のこの指示に「朝鮮労働党中央軍事委員会委員長」の資格で署名している。これによって、1994年に金日成(キム・イルソン)主席が死去して以降、空席のままとされていた党中央軍事委員長職を、金総書記が兼職していることが、正式に確認された。

韓国政府によると、金委員長は「指示」で「すべての部門、すべての単位は、戦時状態が宣布されれば『戦時事業細則』を実施、自身の部門と自身の単位に対する具体的な施行細則を作成し、戦争遂行に必要とされるすべての準備を徹底的に済ませるように」と求めた。また、31ページ分量の「戦時事業細則」は、戦争ぼっ発から24時間内に北朝鮮の党・軍・民が総動員体制に突入し、道・市・郡の単位で軍事動員部を組織することで、兵力を確保するようにした。

細則は、戦争遂行の戦略と関連し、主要戦力を最前線と2線、3線に区分、それぞれ独立的な防衛網を築くよう指示している。また、戦争期間を△防衛△攻撃△持久戦の3時期に区分し、攻撃時期と持久戦時期には「解放」された地域住民を対象に、積極的な心理戦と工作戦を繰り広げることを注文した。

細則は「人民武力部をはじめとする人民保安省など中央級指導機関と各級指導機関は、指揮所を地下の坑道に設置すること」とし、各級指揮官は人員と兵器、戦闘技術機材などを坑道の隠ぺい部分に待避させ、食堂と井戸、お手洗、浄化装置などを整えて、長期戦に備えられるようにするように、と注文した。

細則は、そのほかに「各単位は金日成同志と金正日同志、金貞淑(キム・ジョンスック)同志の肖像画、石こう像、銅像、革命一家の銅像、白頭山(ぺクドゥサン)3大将軍を形象化した美術作品を安全な所に移すこと」を、戦争ぼっ発の際、北朝鮮住民が一番最初にやるべきことに定めた。



taewon_ha@donga.com