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国民に希望を複製してくれた黄禹錫教授

Posted December. 30, 2004 23:14,   

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それは「革命」だった。ソウル大学獣医学科の黄禹錫(ファン・ウソク、51)碩座教授。今年2月、黄教授の研究チームは世界で初めて体細胞クローン技術による胚性幹細胞(ES細胞)の作製に成功したと発表した。

幹細胞は体のすべての機関に成長できる万能細胞。そのため、治療が困難とされている病気の治療に突破口を開いた成果と評価された。

生命工学分野の世界的な権威者である英国ケンブリッジ大学のロジャー・ピーターソン教授はこのように評価した。「18世紀、英国は産業革命を起こして一世を風びした。20世紀、米国はシリコンバレーで情報通信革命を起こした。これから21世紀のバイオ革命は韓国ソウルで起こるだろう」。

黄教授は一躍世界的なスター科学者として浮上した。ニューヨーク・タイムズなど全世界のマスコミが彼の業績をトップページに特筆大書した。外国講演だけで100余回。

米時事週刊誌「タイム」は黄教授を「2004年の話題の人物」に選んだ。代表的な科学専門誌「サイエンス」と「ネイチャー」は黄教授の成果を「今年の10大研究」のひとつに選定した。

しかし、黄教授は近ごろ悩んでいる。

「実験室にいる時が一番幸せです。ところで、近ごろ不本意ながら本職のほかのことにたくさん手をそめました。その代わりに1日4時間寝ていたのをさらに減らして研究時間を補いました」。



wolfkim@donga.com