タバコ値段５００ウォン引き上げへ

タバコの値段が３０日から一箱あたり約５００ウォン値上がりする。

財政経済部と保健福祉部（福祉部）は２４日「タバコにかける健康増進負担金、タバコ消費税など、各種の税金と負担金を３０日から４０９ウォン引き上げる」と発表した。

福祉部の関係者は「今回のタバコ価格の引き上げは、世界保健機関（ＷＨＯ）が主導する「タバコ規制基本協約」の勧告を受け、喫煙率を減らすためのものだ。政府は、来年下半期にも一箱あたり５００ウォンをさらに引き上げる方策を積極的に進める方針だ」と説明した。

これを受け、国内タバコ市場の７６〜７７％を占めているＫＴ＆Ｇ（元韓国タバコ高麗にんじん公社）は、同日「税金と負担金に引き上げにもかかわらず、輸入タバコ販売会社が出血価格販売競争（赤字競争）を行う可能性があるが、ＫＴ＆Ｇは３０日から一箱あたり５００ウォンの値上げ方針を固めた」と明らかにした。

現在、一箱に２５００ウォンである「クラウッド９」は３０００ウォンに、２０００ウォンである「エッセ」「レジョン」などは２５００ウォンに値上がりする。また、１５００ウォンの「ディス」と１６００ウォンの「ディスプラス」はそれぞれ２０００ウォン、２１００ウォンになる。ただ、庶民向けの「ソル」の値段は、今と変わらず２００ウォンだ。

タバコ価格の値上げ時期が迫ってきていることから、買いだめをする愛煙家が増えており、小売店では一部のタバコの品薄が起こっている。

鄭景駿 news91@donga.com