Go to contents

韓国の最高経営者の大半、長期不況を懸念

韓国の最高経営者の大半、長期不況を懸念

Posted December. 19, 2004 23:07,   

한국어

韓国の最高経営者(CEO)と経済学者の大半が、韓国経済の長期不況を懸念していることが浮き彫りになった。また、これまで韓国経済の唯一の支えだった輸出に対する不安感も拡散していることが調査の結果分かった。19日、韓国経営者総協会(経総)と韓国CEOフォーラムの調査によると、CEOの大半は韓国の来年経済成長率を今年(韓国銀行推定4.7%)より低い3%台と見通しており、2%台だと推定した場合も少なくなかった。

▲「いまは非常事態」〓専門経営人と学者らの集いである「韓国CEOフォーラム」が最近、会員59人を対象に実施したアンケート調査の結果によれば、84%が「現在の状況は非常事態で、来年春までに適切な処方が提示されなければ長期不況は避けられない」と回答した。

また、同会の会員らがみている来年度経済成長率の平均値は3.38%で、4%以上と回答した会員は1人もいなかった。2%台を見込んだ会員も23.3%に達した。

来年の経済で最も懸念される問題には、△民間消費の不振の持続と建設景気の急速な冷え込みによる景気急降下(39%)△輸出景気の本格的鈍化(25.4%)△「4大立法」推進など経済外的不安定の拡大(18.6%)を上げた。特に、与党が推進中の「4大法案」に対しては、「同意し難く、現在の経済状況を考慮すると、非常に不適切だ」と言う意見が60%で最も多かった。

▲景気は06年以後回復〓経総が売り上げ高基準上位100大上場企業のCEOを対象に調査した「最高経営者の経済展望」によると、CEOの81%が景気回復時点を06年以後だと予想した。

「今後3年以上は回復しにくい」と言う回答が36%で最多で、続いて「06年上半期」(29%)、「06年下半期」(16%)の順だった。

景気展望が悲観的であるだけに、投資拡大にも消極的だった。38%は来年の投資規模が「今年とほぼ同じ水準」と答え、28%は「小幅縮小」、11%は「大幅縮小」と答え、77%が投資を増やす計画がないと集計された。

▲輸出まで不安〓韓国貿易協会傘下貿易研究所が最近、韓国の主要輸出業者960社を対象に調査した来年第1四半期(1〜3月)の輸出産業景気展望(EBSI)指数は90.5%だった。

これは02年に調査を始めて以来、最も低い数値で、今年の第2四半期(4〜6月)から4四半期連続して下落した。

EBSI指数は輸出企業の体感景気を表わす指標で、基準値が100以上なら当該四半期の景気が前四半期より好転すると見込む企業がもっと多いという意味で、100未満ならその反対だ。



鞖克仁 高其呈 bae2150@donga.com koh@donga.com