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00年の金東植牧師拉致事件、北朝鮮工作員が主導

00年の金東植牧師拉致事件、北朝鮮工作員が主導

Posted December. 14, 2004 23:09,   

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検察と国家情報院(国情院)は、2000年1月中国の延吉で発生した金東植(キム・ドンシク、写真)牧師の拉致事件が、北朝鮮国家安全保衛部の工作員3人と朝鮮族6人ら9人が組織的に加わって行われたという手がかりを確保して捜査に着手した。

国情院は、当時の事件に加わった朝鮮族工作員リュ某氏(35・拘束)と北朝鮮脱出者の逮捕任務を遂行した保衛部工作員出身の北朝鮮脱出者李チュンギル氏(仮名)から、このような供述を確保した、と14日伝えた。

これに先だち、ソウル中央地検公安1部(具本敏部長)は、リュ氏を国家保安法上の会合・通信の疑い及び刑法上の拉致・監禁などの疑いで11日拘束した。

検察によれば、リュ氏は2000年1月16日、北朝鮮工作員と朝鮮族ら8人と一緒に延吉で金牧師を車に乗せて拉致し北朝鮮当局に渡した疑いだ。

拉致当時、金牧師は延吉で保育園兼宣教センターの「愛の家」を運営しながら、北朝鮮脱出児童たちである、いわゆる「花つばめ」30人余りの面倒を見ていた。

検察は、リュ氏に対して「朝鮮族なのに北朝鮮に抱き込まれて工作金と指令を受けて安全保衛部所属工作員として活動した」とし「中国で北朝鮮脱出者10人余りを拉致して北朝鮮に送る過程で介入したものと把握している」と明らかにした。

リュ氏は2001年8月すでに1人の共犯李某氏(34)と一緒に韓国に入って来て、荒仕事の現場などで働きながら過ごしていたが、公安当局の捜査網によって逮捕されたという。

検察は「共犯の李氏らが国内に滞在している可能性がある」とし「当時、事件に加わった朝鮮族4、5人の行方を追っている」と付け加えた。

検察の関係者は「共犯たちのうち韓国国籍者はいないものと把握している」と話した。



黃軫映 buddy@donga.com