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「北の体制に難癖つけては足並み乱れる」盧大統領、ネオコン向け強硬発言

「北の体制に難癖つけては足並み乱れる」盧大統領、ネオコン向け強硬発言

Posted December. 06, 2004 22:44,   

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フランスを公式訪問している盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は5日午後(現地時間)、「北朝鮮の体制問題に難癖をつけている限り、崩壊を望まない中国、韓国とレジームチェンジ(regime change:体制交代)をすべきだとする国々との間で足並みが乱れてしまう」と話した。

盧大統領は同日、パリのインタコンチネンタル・ルグランホテルで現地の同胞350人余りと懇談した席で、「米国と一部の西欧諸国で北朝鮮の体制が結局は崩壊するのではないかという考えを持っているため、北朝鮮はさらに不安になり、危機感を募らせている」として、このように述べた。盧大統領は、また「(関連国間で足並みが揃わない場合)北朝鮮の核問題は解決されない」とも話した。

盧大統領は、さらに「どう足並みを揃えるかが我々の課題であり、その判断においては韓国が最も強い発言権を行使すべきだ」とし、「韓国は北朝鮮の極めて些細なことにでも、生存自体が脅かされる立場にあるため、仮に誰かと面と向かって顔を赤らめなければならないのなら、顔を赤らめるしかない」と述べ、韓国の主導的な役割について再三強調した。

盧大統領の発言は、北朝鮮の体制問題を巡って韓国、中国と米国とが対立しているように解釈される余地を生んだが、金鍾民(キム・ジョンミン)大統領府報道官は懇談会が終了した後、「盧大統領が述べた『米国と一部の西欧諸国』、『レジームチェンジをすべきだとする国々』という表現は、その国の政府を言ったのではなく、その国の内部の一部の人たちと、一部の声があるという主旨だ」と釈明した。これは盧大統領の発言が米国内のネオコン(新保守主義)勢力を意識したものであることを示唆するものと受け止められている。



金正勳  jnghn@donga.com