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替え玉も全国的に

Posted December. 01, 2004 22:54,   

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今年の大学修学能力試験(修能)で、携帯電話を利用した不正行為が全国で広範に行われたことが警察の捜査を通じて明らかになったことに続いて、うわさだけだった替え玉試験もその実態が相次いで明らかにされている。

替え玉試験の場合、試験の監督のみならず、受験の手引きを提出する段階から、教育当局が基本的な身分確認をおろそかにしていたことが明らかになり、試験の管理・監督全般に対する風当たりがさらに強まる見通しだ。

△「替え玉試験100人超えるかも」〓一線の教育庁に個別に受験願書を提出した浪人生6832人のうち、27人が願書の写真と身分証明書の写真と違うということを究明したソウル地方警察庁は「2日までに確認作業が終了すれば、捜査のめどが立つだろう」と述べた。

警察は、ソウルで27人が摘発されたことからすれば、似たような替え玉試験の比率を仮定した場合、全国的に100件以上の替え玉試験が行われたものと推算している。

ソウル警察庁のほか、全国の地方警察庁も替え玉試験者の確認のため、該当地域の教育庁に直接願書を提出した浪人生および検定試験出身者たちの修能願書と身分証明書の写真を照らし合わせる作業を行っているところだ。

△専門ブローカー判明するか〓替え玉試験は、多くの費用がかかるため生徒が自主的に手配しがたいので、父母が承知の上で加わった可能性もあるものと警察はみている。費用は、地域によって数百万ウォンから1000万ウォン以上であるものとされる。

光州(クァンジュ)で替え玉試験を依頼して摘発されたJ氏(20・女)は「ソウル大峙洞(テチドン)の塾街では、替え玉試験が600万〜1000万ウォン程度で取引されていると聞いた」とも述べた。

替え玉試験の場合、受験生と替え玉試験者いずれも処罰され、処罰の度合いも拘束が原則であるほどきつい。

今回の捜査を通じてインターネット上で金を稼ごうとする大学生と依頼人を取り次ぐ専門ブローカーたちが背後で暗躍しているといううわさが事実として判明するかどうかも関心の的だ。

△警察捜査の限界〓しかし、警察の替え玉試験捜査に限界があり、実態をつかみ切るのは容易ではないだろうという指摘の声も出る。

警察は現在、受験願書に受験生本人のものではなく、替え玉受験生の写真を貼った受験生に的を絞ってあぶりだしている。

しかし、光州のケースのように願書に受験生の写真を貼ってから、試験のみ替え玉してもらったならば、現場で試験監督が摘発しない限り見つけることはまずできない。

△過去の替え玉試験は無罪?〓今年の修能で大規模な替え玉試験が行われた可能性が高まり、過去の替え玉試験まで摘発し、処罰すべきかどうかを巡り、論争となっている。

替え玉試験の処罰根拠になる公務執行妨害罪の場合、公訴時効が5年であるため、捜査や処罰に法的な問題はない。

おおむねの世論は「現在と過去をとわず、不正行為者をきちんとあぶり出して公正な競争ができるようにすることだ」という。

ところが警察は「教育庁が、浪人生の受験願書を1年間しか保存しないため、過去の替え玉試験まで捜査の手を差し伸べるのは難しい」と述べた。



吉鎭均 needjung@donga.com leon@donga.com