Go to contents

金槿泰長官、国民年金運用案に反発

Posted November. 19, 2004 22:56,   

한국어

金槿泰(キム・グンテ)保健福祉部長官が19日、国民年金など年金・基金を「韓国型のニューディール政策」と韓国企業の経営権防御に使おうとした政府の方針に、激しく反発、波紋が広がっている。

金長官はこの日、保健福祉部(福祉部)のホームページに「国民年金の使途についての立場」と題した文を発表し、「5000万国民の汗の結晶体である国民年金を、どのように使うべきかについては、さらに綿密な検討と討論が必要とされる」とし、性急な年金・基金の投資について反対するとの立場を明確にした。

長官は「年金・基金の活用問題をめぐって、様々な検討レベルから言及されたことはあったが、最終的なものはまだない」とし、「当初の趣旨に背く誤った使い方をすれば、制度の根幹が揺れ得る」と指摘した。

次回大統領選・予備候補の一人とされる金長官が、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の支援のもと、政府与党が進めてきた政策に、公開的な方式で反対の立場を表明したとの点から、今後、基金管理法など関連法案の処理はもちろん、年金・基金のインフラ投資案についての再検討が不可避になった。

とりわけ、現政権の国政運営について、全面的な刷新が必要だとの声が高まっている状況で出てきた金長官の発言が、早くも大統領選を念頭に置いたもので、権力闘争のスタートにつながるのではないか、との見方も出ている。

金長官はこの日「経済省庁が前へ進みすぎているようだ」とし「経済省庁が使途について、あらかじめ言及すれば、国民の疑念と不信が深まり、国民年金制度自体の不正に飛び火するおそれがあるため、経済省庁は福祉部の裏側で助言する影の役割に戻らなければならない」とし、財政経済部を厳しく批判した。

また「福祉部は、年金運用において、安全性・収益性・公共性の3大原則を確実に堅持する方針であり、最優先されるべきものは安全性だ」とし、「基金運用委員会が国民の心配事を十分考慮し、決定できるように、独立の権限と責任を行使できるように後押しする考えだ」と話した。さらに金長官は、「国民年金の運用は、いかなる場合にも、国民の心情的な同意を得て執行されるべき」だとし「過激な言葉であるため、ためらいがあるが、何があってもやり通したい」と付け加えた。



尹永燦 李鍾鎡 yyc11@donga.com taylor55@donga.com