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パレスチナ民主国家4年内に建設可能

Posted November. 14, 2004 23:14,   

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パレスチナ自治政府のヤセル・アラファト議長の死去後、米国の新しい中東平和政策が徐々に姿を現わしている。核心はイスラエルとともに共存するパレスチナ独立国家の建設と民主主義の定着。再選に成功したブッシュ米大統領は12日、トニー・ブレア英首相との会談で、在任4年間で平和的かつ民主的なパレスチナ国家の建設を目指して努力すると話した。

▲米国の新しい中東平和構想〓ブッシュ大統領とブレア首相は首脳会談後に発表した共同声明で、パレスチナの政治、経済、安保体制作りを援助するために、国際的な支援体制を構築することで合意した。

ブッシュ大統領は同日の記者会見で、「テロリズムと民主主義の改革を推進する決意のあるパレスチナリーダーたちと一緒に協力できることを期待する」と述べた。ブレア首相は「最も重要なのは、生命力あるパレスチナ国家とはどのようなものか、に対する合意が前提にならなければならない」とし「それが民主国家であることは、ブッシュ大統領と意を共にした」と強調した。

両首脳が明らかにした「民主パレスチナ」建設の出発点は、来年1月9日以前に実施される暫定政府の議長選挙。ブッシュ大統領は「自由選挙で行われる議長選挙は、パレスチナが持続的な民主政治体制を作り出す第一歩になる」と強調した。

ブッシュ大統領は、ブレア首相が「中東平和国際会議」と米国の「中東特使任命」の必要性を言及したことに対しても、肯定的な態度を示した。ワシントン・ポストは「ホワイトハウスの役人たちは、外交的任務を帯びた特使指名を避けてきた慣例から脱した開かれた心を持っており、ブッシュ大統領が中東平和の過程を監視する特使を指名しなければならないというブレア首相の提案を検討する」と報じた。米国は中東特使任命とは別途に、コリン・パウエル国務長官の中東歴訪を考慮していると各外信は伝えた。

▲民主的な議長選挙がカギ〓アラファトの葬儀が終わるやいなや、パレスチナ暫定政府は選挙準備に入った。

クレイ首相はアラファトの後任者を選ぶ選挙が法の規定通り、60日以内である来年1月9日以前に実施されるだろうと明らかにして、そのための国際社会の支援を要請した。また、同首相は12月中に地方選挙を実施して、自治議会の選挙も来年3月以前に行うと明らかにした。パレスチナではアラファトが当選した1996年の議長選挙後、ただ一度も選挙が行われなかった。

ラウヒ議長権限代行も14日、選管委の関係者らと会って、選挙を来年1月7日にするか、9日にするかをめぐって協議したと内閣長官が伝えた。ブッシュ大統領とブレア首相が「パレスチナ独立国家」の前提條件で示した民主的議長選挙の最大変数は、急進武装勢力であるハマスの選挙参加可否だ。パレスチナ住民の総意を集めて正当性を獲得するためには議長選挙にハマスの自由な参加も認めなければならないからだ。



權順澤 金影植 maypole@donga.com spear@donga.com