憲法の理念と価値に基づいて社会対立を解消し、国民の統合を実現させようとの趣旨から、各界の専門家が加わる「憲法フォーラム」が10日にスタートした。この日、ソウル瑞草区盤浦洞(ソチョグ・パンポドン)のパレスホテルで行なわれた行事には、崇実(スンシル)大・姜京根(カン・ギョングン)法科教授、ソウル大・李達坤(イ・ダルゴン)行政大学院教授、ポスコ建設・兪翰樹(ユ・ハンス)常任顧問など法曹界、学界、財界の30〜50代専門家ら21人が出席した。
初めての代表には、新行政首都建設特別法の違憲決定を導き出した李石淵(イ・ソクヨン)弁護士が選出された。かれらは、宣言文で「大韓民国という共同体的な連帯が、権力の独善と個人の我執などで急速に崩れつつある」とし「共同体の価値が憲法精神によって実現されるべきだという信念と切実な心情から『憲法フォーラム』を結成する」と明らかにした。
宣言文は、また「信頼と予測可能性の保障という憲法的な価値が『既得権の打破』という政治的なスローガンによって、侵害ないし卑下されている『非憲法的状況』を排撃する」とし「変化と改革は、国民の生活をさらに自由かつ豊饒にする実用主義的なものにならなければならない」と強調した。
かれらは「憲法フォーラムは今後、意見の発表とセミナーなど会合を行い、実用主義の精神に立脚し、憲法と結びつけられた主要懸案について代案を提示していく」とした後「提示する結論に関係なく、特定政権や政党、政治勢力について、一定した指向性を持たない」と明らかにした。
李弁護士は「年末まで、およそ100人の専門家がフォーラムに参加するものとみられる」とし「ひとまず、4大改革立法、韓米関係、北朝鮮の核問題など懸案について、メンバーらの意見をまとめてみる計画」だと話した。
jin0619@donga.com






