
米大リーグ・テキサス・レンジャースの朴贊浩(パク・チャンホ)が先発で投げ、金炳賢(キム・ビョンホン、ボストン・レッドソックス)が抑えで締める。一塁には崔煕燮(チェ・ヒソプ、LAダジャス)が打席に立ち、李承鎏(イ・スンヨプ、千葉ロッテ)が指名打者を務める。
このような夢が現実のものになった。サッカーW杯のように、全世界の野球チームがプロの国家代表を総出させて試合する野球W杯が立ち上がったのだ。
朴容旿(パク・ヨンオ)韓国野球委員会(KBO)総裁は5日、日本東京のニューオタニホテルで米国大リーグ(MLB)のボプ・ドルペイ社長、日本野球機構(NPB)の根来泰周総裁と3者会合を持ち、06年3月米国で第1回野球W杯を開催することで合意した。
これを受け、韓米日3国は12月までに実務委員会を構成し、大会の開催策を話し合ってから、来年2月または3月ころに3国の首脳たちが米国ニューヨークで大会創設を公に宣言することにした。
初大会は16ヵ国が4チームずつ地域予選を行い、上位2チームずつ8ヵ国が米国で優秀チームを決める。
韓国は、1998年バンコクアジア大会で「ドリームチームⅠ」を立ち上げて以来、五輪とアジア大会などの総合大会にプロ選手が顔をそろえた「ドリームチーム」を出場させてきたが、韓国と米国、日本で活躍する選手たちが出揃って太極(テクク)マークをつけてプレーする機会はなかった。
各国の代表たちがすべて出場した場合、ペドロ・マルティネスとマニ・ラミネス(以上ボストン・レッドソックス)、サミ・ソーサ(シカゴカブス)などのスターたちが集まっているドミニカ共和国と米国が優勝候補であり、マリアノ・リベラ(ニューヨーク・ヤンキース)などがいるパナマ、イバン・ロドリゲス(デトロイト・タイガース)などを保有したプエルトリコなどの中南米もしたたかな国だ。
イチロー(シアトル・マリナーズ)と松井英喜(ニューヨーク・ヤンキース)などが布陣している日本も強国だ。
当初来年3月開催される予定だった野球W杯は、韓国と日本が振当て金問題でブレーキをかけたため延期されたが、今回の第3回会合でMLB側が韓国と日本に対し、一定額の収益金の分配を保障し、スポンサー契約の締結も韓国と日本の権利を尊重することで歩み寄った。
金相洙 ssoo@donga.com






