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金融カード、これからはICカード時代

Posted November. 02, 2004 23:45,   

既存のキャッシュカードに似たような模様のカードにつめの大きさくらいのチップがついている。05年までにキャッシュカードの「磁気(マグネチック)帯」に取って代わる集積回路(IC)チップだ。

朝興(チョフン)銀行の本店の現金自動預け払い機(ATM)にICカードを挿入し、顧客識別番号(ピン番号、PIN:personal identification number)6桁を入力した。通帳の口座番号2個が画面に映っている。2個の口座がカード一枚に収まっているわけだ。口座は10個までカードに入れることができる。

続いて「電子マネーの充電」を選択し、「1万ウォン」を入力した。通帳から1万ウォンをカードに引き落としたのだ。一般のデビットカードで紙幣1万ウォンを引き出して財布に入れたのと同じだ。

銀行の一隅に設置してあるコンピューターに場を変えた。コンピューターにつながったICチップの読取装置にカードに差し込み、「Kキャッシュ」加盟店であるネットショッピングモールに入った。アニメ一本を見る費用の50ウォンを電子マネーで決済した。現金50ウォンを支払うのと同様なので、クレジットカードの決済のように個人情報を打ち込む必要がない。

▲続々と披露されるICカード〓銀行とクレジットカード会社がICチップカードを相次いで披露している。2〜32KBの保存容量を持つICチップは、磁気帯とは違ってコピーが難しく、電子マネーなどのさまざまな機能も取り付けることができる。

3日、国民(クンミン)銀行が披露する「マイQカード」には、キャッシュカード、電子マネーの機能以外に、銀行界に先駆けて電子通帳機能も載せてある。銀行の窓口でIC読取装置にカードを挿入し、ピン番号を打ち込めば、窓口の取引が全部できる。カードが通帳、ピン番号がはんこの役割をするわけだ。

ICカードは、公認認証書の保存装置としても活用できる。インターネットカフェでネットバンキングを行う際に、公認認証書を廃棄して再発給してもらわなくて済む。金融監督院(金監院)は、昨年磁気帯カードのコピー事故が相次ぐや、キャッシュカードは05年までに、クレジットカードは08年までにICカードに替えるようにしている。

金監院が示した日程を受け、金融会社は今年3月以来それぞれモデルサービスを行ってきており、今月本格的なサービスに入る。

ウリィ銀行は、1日からICキャッシュカードサービスを開始した。既存のキャッシュカードを持つ顧客は、今月末までに無料でICチップカードに替えられる。

国民銀行は、05年末までに既存のキャッシュカードを顧客に無料で「マイQカード」に取り替えてもらう方針だ。朝興銀行は、現在モデルサービス中のICキャッシュカードを今月内に本格的に公開する予定だ。

三星(サムスン)カードが先月25日、ICチップクレジットカードを紹介するなど、クレジットカードにもICチップが取り付けられている。クレジットカード会社は、08年を目安にすべてのカードをICチップに交代する計画だ。

▲見込みと限界〓朝興銀行のネットバンキング部のチョ・ソンウン次長は「ICカードは概念の拡大次第では、新たなサービスをいくらでも加えていける。ICカードが広がると、付加サービスの開発競争も激しくなるだろう」と説明した。

ウリィ銀行の関係者は「これから提携を通じ、証券カード、身分証明カード、電子診療カードなどの機能もつけていく計画だ」と述べた。

ところが、使用環境はまだまだ整っていないという指摘の声もある。現に、各銀行のATMのうち、ICチップが読み取れる装置を備えているところは多くない。国民銀行は、全国のATMの65%、朝興銀行は6店舗のみにICチップの読み取り装置が設置されている。



金承眞 sarafina@donga.com