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根性の現代と投手力の三星、最後に笑うのは?

根性の現代と投手力の三星、最後に笑うのは?

Posted October. 26, 2004 23:27,   

「騒がしい祭り」は見どころも一杯。

財界のライバル、三星(サムスン)と現代(ヒョンデ)の史上初の正面対決で関心を集めている04三星証券盃プロ野球韓国シリーズ。

いざふたを開けてみると、米大リーグに劣らないほど興味深い。4試合までの1勝2分け1敗は誰も予想できなかった結果だ。それほど両チームは一歩も譲れないし烈な戦いを展開している。ここに「ゾウ」の金応竜(キム・ウンリョン)三星監督と「キツネ」の金在博(キム・ジェバク)現代監督の高度な「知略対決」まで添えられて、史上最高の名勝負が繰り広げられている。

最長第9戦まで予想される今回の韓国シリーズで、残りの試合はどんな方向へ流れるだろうか。専門家たちは三星の「盾」がますます堅くなっている事に注目している。元LG監督でスポーツトゥデーの解説委員を務める金星根(キム・ソングン)氏は、「三星のマウンドがだんだん良くなっている。斗山(トゥサン)とのプレーオフで積もった疲れがとうとう解消されたようだ。先発のホジスだけが自分の役割を全うすれば、三星の方へ雰囲気が流れる可能性が高い」と予想した。

三星は「ブルペン三銃士」の林昌勇(イム・チャンヨン)、クォン・オジュン、クォン・ヒョクの球威が回復したうえ、25日の第4戦で先発のベ・ヨンスが10回まで投げたため、体力を蓄えることができた。河日成(ハ・イルソン)KBS解説委員も、「長期戦に持ち込まれるとプレーオフを行わなかった現代が優勢だが、投手力だけを見れば三星の方が勝る」と見ている。

両チームが2引き分けを記録したのが、今回の韓国シリーズに与える影響をめぐっては意見が食い違っていた。

京仁(キョンイン)放送のク・ベクキョン解説委員は、「現代が2試合で負けていた試合を引き分けに持ち込んだ。そうした面でこれからの雰囲気は『現代』に優勢に流れるだろう」と見込んだ。

半面、河委員は「第2戦の引き分けはむしろ現代の方が痛かった。8—8で引き分けになったこの試合で8回1塁満塁の機会を生かして勝っていたら、韓国シリーズは4連勝でとっくに終っているはず。2引き分けが現代に有利なばかりではない」と語った。

第5戦を勝負の最大の要と見込んだ専門家たちは、どのチームが勝っても4勝2引き分け2敗で終るという意見が多かった。また、ベ・ヨンス(三星)とピアリー(現代)が対決する試合を除けば、打撃戦になるだろうと口を揃えた。



金相洙  ssoo@donga.com