斗山(トゥサン)なのか、起亜(キア)なのか。
04プロ野球の「秋の祭典」を知らせる斗山と起亜の準プレーオフ初戦が8日午後6時、蚕室(チャムシル)球場で幕をあげる。レギュラーシーズン3位の斗山と4位の起亜は、共同最多勝王に輝くレースとリオスをそれぞれ先発に起用して、白熱する名勝負を予告している。ソウルチームと「全国区チーム」の激突で、今年のポストシーズン最高の興行カードになる準プレーオフの観戦ポイントをまとめてみる。
▲盾と盾の正面対決〓ポストシーズンで最多勝投手同士の激突は、23年間のプロ野球史でも初めてのこと。レースは起亜を相手に4勝1敗で防御率0.97、リオスは斗山に3勝無敗で防御率は1.73を記録した。3戦2先勝方式という短期決戦の準プレーオフでは、第1戦で勝利したチームがいずれもプレーオフに勝ち進んでいるだけに、最高のビックマッチになる見通しだ。9日の光州(クァンジュ)第2戦でも斗山・朴明煥(パク・ミョンファン)と起亜・金鎮尤(キム・ジンウ)の熱い対決が予想される。
▲代打監督の逆転本塁打〓金ギョンムン監督は昨年、斗山が宣銅烈(ソン・ドンヨル)の迎え入れに失敗した後、電撃的に抜擢された。しかし、最下位候補とされていた斗山を一躍3位に押し上げて、指導力を認められた。シーズン中更迭された金城漢(キム・ソンハン)監督の代わりに舵取りを行って、起亜をポストシーズンに進出させたユ・ナムホ監督代行は言葉通り代行だ。どちらであろうと勝利する方に、最高の名誉が与えられる。
▲注目の選手〓斗山はレギュラーリーグでは9勝10敗と起亜を苦手にしたが、中心打線はもっぱら起亜に強かったのが自慢。リオスに3敗を喫したものの、チェ・ギョンファン(4割5分5厘)、洪性炘(ホン・ソンフン、4割0分0厘)、金東柱(キム・ドンジュ、3割7分5厘)、チャン・ウォンジン(3割6分6厘)が高い打率を示している。レースと朴明煥(1勝、防御率2.25)のワンツーパンチもある。反面、ほかの投手陣はまずまずの成績。
起亜はソン・ジファンがレースに13打数6安打(4割6分2厘)と特に強かったが、李鍾範(イ・ジョンボム)、洪世完(ホン・セワン)、朴栽弘(パク・ジェホン)らは1割台に止まっている。しかし、起亜は蚕室で6勝4敗を挙げており、李鍾範が率いる機動力と風の野球が強点。シン・ヨンウンが負傷から回復し、李強迵(イ・ガンチョル)が中継ぎに復帰したことで、ブルペンもしっかりしてきた。
張桓壽 zangpabo@donga.com





