羅鍾一(ナ・ジョンイル)駐日大使が、中国北京で自作の本の出版記念会を開き、費用の一部を在中韓国大使館に負担させたというハンギョレ新聞の報道に対して、22日、「事実無根であり、法的対応に踏み切る」と明らかにした。
ハンギョレ新聞は同日付の1面トップで「羅大使は10日午後5時、北京ケンピンスキホテルで出版記念会を行ったが、本の出版費用の3000ドル余りは羅大使が負担し、出版記念会の費用4000ドル余りは在中大使館の関係者が負担していたことが分かった」と報道した。
報道によると、この本は羅大使が普段書き留めてきた文章を中国語に翻訳した「北東アジア共同体的文化視覚」で、金夏中(キム・ハジュン)駐中大使と大使館職員、出版社の関係者、羅大使の知り合いの中国人30人余りが出版記念会に参加した。
これについて羅大使は同日配布した釈明書で、「出版費用の約3000ドルだけを本人が負担し、駐中大使館の関係者が記念会の費用を負担したという報道は事実でない。出版費用と食事代は合わせて3万4856人民元(約4200米ドル)で、現場で42万円(約3万1700人民元、約3820米ドル)と3000人民元を直接支払った」と述べた。
羅大使はまた、この本を3月に出版したが駐日大使に任命されるため、出版記念会を延期した。それで夏休みの8日から12日まで外務部の許可を得て中国を訪問し、10日北京で出版記念会を開く運びになった」という経緯も公開した。
外交通商部の李揆亨(イ・ギュヒョン)報道官は、「駐中大使館の職員が個人的に羅大使に記念会費用の一部を貸して、翌日羅大使の奥さんからそのお金を返してもらったことがあるだけで、大使館の公金が使われたことはない。誤解が呼んだ間違った報道だ」と明らかにした。
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