韓国教員団体総連合会(教総)と全国教職員労働組合(全教組)が、高句麗(コグリョ)史を正しく知るための授業の推進に乗り出した。
高句麗史を正しく知る授業は、今年2学期から実施される見通しだ。
教総は15日、声明を通じて、「最近、中国が高句麗を自国領土の一部だと歪曲したことは、韓国のアイデンティティと歴史を否定する行為」としながら、「これからは高句麗史を正しく知る特別授業を実施するなど、多角度から対策を設けて実施する」ことを明らかにした。
教総は特別授業とともに、△歴史歪曲是正のための教師会の構成、△韓国、中国、日本の教員団体間の歴史教育に関する学術交流の実施、△在韓中国大使館への抗議訪問、を実施する予定だ。
全教組も声明を通じて、「第7回教育課程導入後、韓国の近現代史が選択科目になるなど、国史教育が萎縮している」とし、「新学期と同時に、『歴史歪曲抗議及び古代史の正しい知識』の授業資料を作成して授業を行なう」と述べた。
全教組は、△ユネスコ及び国際教員労組総連盟などの国際文化教育団体に歴史歪曲是正のための行動を提案し、△日本や中国の教員団体と共同で正しい歴史教育のための交流活動を展開する方針だ。
しかし、両団体は個別に高句麗史授業を推進しており、学生たちに混乱が生じる可能性も提起されている。
これと関連して、教総と全教組は、「早期に高句麗史授業の共同推進について協議する」ことを明らかにした。
孫曉林 aryssong@donga.com






